南関リーディング・浦和の小久保智厩舎から3頭出し
こんにちは! 11月4日(日)に京都競馬場で行われるJBC3競走に向けて、南関出走予定馬たちも一生懸命にトレーニングを進めています!
少し前から、中央のG1調教ゼッケンも届き、JBC出走組は着用中。南関勢が中央のG1レースに出走するのはいつ以来になるのだろう?とても久しぶりなので、こういうスペシャルな名前入りゼッケンは、見ている方もうれしくて、取材に行くと写真を撮らせて頂いています。
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中央のG1調教ゼッケンを掲げる池田優子厩務員とノブワイルド
写真は、JBCスプリントに出走するノブワイルド(美浦・畠山吉宏厩舎→浦和・小久保厩舎)と担当の池田優子厩務員。
池田厩務員は南関リーディング・小久保厩舎のマドンナ的存在。南関3歳馬最高峰の東京ダービーに、4年連続で担当馬を送り出している方です。ノブワイルドについては、「前走のオーバルスプリント(優勝)に比べてもいい意味で平行線です。久しぶりの長距離輸送ですが、普段から大人しい馬ですが、馬運車でも変わらないので」(池田厩務員)
ノブワイルドの能力の高さは関わる人たちが感じながらも、体の弱さがあり、2度の骨折を乗り越えて、じっくりゆっくり育てられてきました。ダートグレード競走というタイトルを引っ下げての、中央へのお里帰り。
「前は痛いところがあってイライラしていましたが、今は何も不安なく送り出せます。誠二(左海誠二騎手)は大舞台に強い騎手なので、誠二らしい積極的なレースを期待しています」(小久保調教師)
小久保厩舎からは、このノブワイルドをはじめ、同じスプリントにはアンサンブルライフ、クラシックにはシュテルングランツ(栗東・須貝尚介厩舎→美浦・武藤善則厩舎)がスタンバイ。3頭とも29日に最終追い切りを無事に終えたところで、あとは本番を待つばかりです。
2014年に盛岡競馬場で行われたJBCスプリントでは、小久保厩舎のサトノタイガーがドリームバレンチノからタイム差なしの2着になり、惜しくも敗れています。「周りはそう見ていないかもしれませんが、今回もチャンスのある馬たちだと思っています。JBCは悔しい思いしかしていないので何とかしたいです」(小久保調教師)
東京盃連覇のキタサンミカヅキも頼もしい存在
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東京盃を快勝し、JBCスプリント制覇を狙うキタサンミカヅキ
一方、東京盃を連覇したキタサンミカヅキ(美浦・古賀史生厩舎→船橋・佐藤賢二厩舎)も、JBCスプリントに向けては非常に頼もしい1頭です。
コンビを組む地方競馬リーディングの森泰斗騎手に意気込みを聞いてみました。
「中央時代に京都コースであまり成績を残していませんが、その頃とは馬自体の精神面なども違うと思うので気にしていません。年齢ととともに折り合いがつきすぎるところがあって、今はそこそこついていっても脚は使えるので、僕は直線一気だけのイメージはもう持っていないです。加齢がメンタルの面ですごくいい方に向いている典型みたいな馬です。
強い馬たちの一角にミカヅキも間違いなくいるはずなので、チャンスはあると思っています」(森騎手)
JBCの話題は尽きませんが、次回のリスタートは11月12日(月)にお会いしましょう!