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『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 連載初回からS級・A級の連発で、来年のクラシックが待ちきれない!?(※評価はS〜Eの6段階)
ジャストアジゴロ(牡2・ノヴェリスト×ピューマカフェ)
■27日(土):東京3R・芝2000m/未勝利/2分0秒9(良)
9月2日の新潟1800mの新馬戦は追い込み届かずの2着。しかし、上り3Fのレースラップは11秒0-10秒8-11秒6(33秒4)に対し、自身のソレは32秒7。輸送と坂さえクリアできれば、東京10F・今日の勝ち負けは見えていた。
近親にタイガーカフェと言われ、そうか、あの血統かと思い当たる人もいるだろうが、ノヴェリスト産駒にしては、身体のラインは長く柔らかめ。パドックでは、イレ込みというより元気。気負い加減もモレイラの手にかかれば、遊びながら折り合いもピタリ。1000m通過は1分1秒5のスロー、ラスト3Fの上り勝負となったが、11秒4-11秒4-11秒8(3Fは34秒6)というレースの上りを1秒0上回る、33秒6の末脚で、ルージュバックが持つ2歳コースレコードに0秒1差の2分0秒9。東京9〜10Fなら、最終的にはオープンが張れる。
アタマ差2着のシャドウディーヴァは、今日は相手が悪かった。条件が整えば次走は確勝級。【評価B/適性・芝1800m〜2000m】
レディマクベス(牝2・ハーツクライ×レディオブオペラ)
■27日(土):東京5R・芝1600m/新馬(牝馬限定)/1分35秒0(良)
母は5勝(シルクロードS2着)、父はハーツクライ。身体のラインや肌艶は、なるほどハーツ。ただ、同産駒にしては474キロと大きめ。精神的にもピーキーな感じがなく、調教で跨っていたこともあるのだろう。
1000m通過・61秒3のスローにも、鞍上モレイラの指示にも従順。密集馬群の内で脚をため、2着馬が追い出すのを待ち、11秒5-11秒1-11秒1(3Fは33秒7)というレースラップを、33秒2で串刺し。1分35秒0というタイムも、秋の東京マイルとすれば上々。上りの数値だけを見れば、メインのアルテミスSと同等以上。ラスト2Fは推定10秒台を2連発、新馬戦一発で来春の桜の風景が見えた。【評価A/適性・芝1600m】
シェーングランツ(牝2・ディープインパクト×スタセリタ)
■27日(土):アルテミスS(GIII)東京11R・芝1600m/2歳牝/1分33秒7(良)
半姉のソウルスターリングは、阪神JF、オークス勝ち。父がフランケルからディープインパクトに替わり、少し寸が詰まった感じにシルエットは変化。デビュー戦は5着と取りこぼしたが、二戦目は伸びやかに後続を0秒9とチギる楽勝。
しかし、