▲兄のM.デムーロ騎手(右)と、C.デムーロ騎手(左) (C)netkeiba.com
フランスでも大活躍中、デムーロブラザーズの弟クリスチャン・デムーロ騎手を直撃します。今回は11月3日〜12月31日の短期免許で来日。昨年はGIとなったホープフルSをタイムフライヤーで勝利。今年のジャパンCでは昨年の覇者シュヴァルグランの鞍上に抜擢されるなど、今なお進化が止まらない26歳の素顔に迫ります。
(取材:編集部)
「ミルコと一緒のレースに出られるのが楽しみ」
――よろしくお願いいたします。
クリスチャン (すごく流暢な日本語で)よろしくお願いいたします!
――日本語お上手ですね!
クリスチャン 少し(笑)。でも、勉強してるよ。
――8年連続で来日されていますが、もう日本での生活にもずいぶん慣れましたか?
クリスチャン えっ、僕、もう8年も連続で来てるの!? それはすごくうれしい。日本が大好きだし、毎年のように来れることをまず感謝したいです。生活も携帯電話があれば道にも迷わないし、一人でレストランにだって行ける。すっかり日本に慣れたよ。それに(兄の)ミルコもいるから、どこか行きたいときはミルコに車に乗せてもらえるからね。
――今回の滞在中に競馬で楽しみにしていることはありますか?
クリスチャン 全部だよ! 日本の馬に乗れるし、ミルコとも一緒のレースに出られる。大きなレースもあるし、本当に楽しみなことしかない。
▲GIに格上げとなった2017年のホープフルSをタイムフライヤーで勝利 (撮影:下野雄規)
▲2013年の桜花賞に続く、自身2度目のJRAGI勝利となった (撮影:下野雄規)
――プライベートでも何か楽しみにしていたことはありますか?
クリスチャン たくさんあるよ! 例えば、この間は京都の嵐山の竹林の道まで行ったし、奈良にも行った。その他にも、沢山の場所へ観光するのが本当に楽しい。
――すっかり日本を満喫されていますね! ところで以前、
藤岡佑介騎手の対談コーナー『with 佑』に出ていただいた時に、日本の通年免許を考えているとおっしゃっていましたが、今回のモレイラ騎手の不合格について、何か思うことはありますでしょうか?
クリスチャン そうですね。まず僕自身は、今でも通年免許を取得したいという考えが変わることはないです。日本は素晴らしい環境で、世界レベルの馬が競い合ってる。こんな素晴らしい競馬をするのは、日本が一番だと思っているから。
もちろん、少しずつ、勉強も始めているしね。モレイラの不合格に思うことは、ミルコも1回落ちていたから驚きはなかったかな。ただ、本当に日本で乗りたいと思っているなら、僕だったら何度でも挑戦すると思うし、失敗を恐れずに頑張りたいと思っている。
▲ジャパンCではシュヴァルグランに騎乗、日本での存在感がさらに増してきている (写真は2017年の同レース、撮影:下野雄規)
(文中敬称略)