朝日杯、栗東からの注目馬
先週のG1も外国人ジョッキー、クリスチャン・デムーロ騎手の制覇となり、テレビでもファンの方の間においても、
「今週もかぁ」と。
この今週もかぁ…の言葉には、人それぞれに思うことや感じることが含まれているのでしょうね。と同時に、
「どうしたら、外国人騎手を越えるような日本人騎手が誕生できるのか?」という話題も聞こえはじめています。
この先に関しては、日本人騎手の話だけでなく、日本の競馬の在り方そのものがどうなっていくのかな?という感じが、個人的にはしています。
さて勝利したクリスチャン・デムーロ騎手ですが、彼においては生まれた時からジョッキーになる宿命を背負っていたかのような環境。
父はジョッキー、そして物心ついた時には兄もジョッキー。騎手が練習用に使う木馬を5歳で乗り始め、ポニーには8歳から騎乗。
競馬開催日は競馬場でレースを観戦し、家では木馬でのレーニング、外ではポニーと、馬尽くし。
以前、松田大作騎手がイタリア競馬に参戦した際、ミルコ騎手の自宅で5歳のクリスチャンが木馬に乗る姿を見て、
「現役の俺より巧かった。馬の追い方がさまになっていて、全てにおいて凄いと思った」と、驚きの表情で話していましたが、文化の違いや環境というのは非常に大きなものがあるのでしょうね。
私のように高校卒業後に競馬学校に入って乗馬を始めるなんぞ、アウト中のアウト。
しかも小中と吹奏楽部ですから…。お話になりませんね。
さて2018年の競馬も残りわずかとなりましたね。フジテレビ「みんなのKEIBA」で自腹勝負している馬券収支も、ここにきてプラスに。このままコソッと逃げきるか?それとも攻めていくか?悩むところです(笑)。
今週の朝日杯FS、注目はなんといっても藤澤厩舎&ルメール騎手のグランアレグリアでしょう。ただ今回は輸送もあっての競馬。
レースや所々で見せる仕草など、気性的な面においては走る馬特有の難しさもある印象。それだけに、当日のパドックは非常に重要な要素だと思います。
あと気になるのは、アドマイヤマーズ。
この馬を担当されるのはアドマイヤジュピタなどを担当されてきた腕利き津田助手。津田助手の馬作りやこれまでにおける的確なコメントなど、私は津田助手のファン。
その津田助手が、嬉しそうな表情で今回送り出すアドマイヤマーズ。前走においては間隔もあいた中ということもあり、レース勘と成長度という2つのポイントが重要でしたが、
「その両方ともクリアできていたと思う」
と話し、今回においては、
「よく食べるので調整もしやすく良い状態ですよ」と。総合力という点でも抜けた存在だと思えます。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。