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【古谷剛彦のクラブライフ】中央開催も残り1日、30億超えのシルクを筆頭に数々のクラブが躍進

  • 2018年12月24日(月) 18時00分

かつてない地方の盛り上がりに感慨深い思いも


 有馬記念が終わりました。ここ数年、有馬当日は函館競馬場や札幌競馬場でイベントなどに出演していました。「大きなレースだと聞くので、買ってみようと思って来ました」と、初めて馬券を買う人の多さに驚きます。今年は久しぶりにライブ観戦しました。10万人を超える入場者数を誇り、ネット環境がどうにもならない状況が続きました。約445億円という売上を聞いても、1つのレースにそれだけの金額が動くことは、他のレースにはないことです。それだけ、有馬記念のネームヴァリューの凄さを改めて感じました。28日にホープフルSを残していますが、何か競馬の区切りがついた印象があるのは、私だけではないと思います。

 有馬記念を制したのは、シルクレーシングのブラストワンピース。2着は、1番人気に支持されたキャロットファームのレイデオロでした。今年のシルクレーシングは、牝馬三冠+ジャパンCを制したアーモンドアイを筆頭に、重賞勝利は「13」を数えます。JRAリーディングオーナーランキングで、王者・サンデーレーシングに勝利数、本賞金では及ばないものの、3位のキャロットファームに5億円弱の差をつけ、ブラストワンピースが有馬記念を勝ったことで、サンデーレーシングとともに30億円を超える本賞金を獲得しました。

有馬記念を制したブラストワンピース、シルクレーシングは重賞勝利数「13」を記録(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 残るホープフルSで、キャロットファームが、ロードカナロア×シーザリオの牡馬で、最有力候補に挙げられるサートゥルナーリアが控えており、その差を縮めてくる可能性はもちろんありますが、シルクレーシングも地道に条件戦などに有力馬がいることから、2位は安泰かと思います。

 シルクレーシングにおける、JRAリーディングオーナーランキングの変遷を見ると、2014年に78勝(重賞5勝)を挙げ、13億615万円を獲得して初のベスト5入りと、

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