日経新春杯は、はっきりした傾向が出ている
古馬重賞を予想する際に意識したいのが、年齢別成績だ。
春競馬=4歳以上の重賞の場合、4歳馬の成績が一番良いケースが多く、5歳、6歳……となるに従って勝率・複勝率が低下するのが一般的なパターン。ただ、レースによってその傾向の強い・弱いはあるし、中には4歳馬が強くないレースもある。
今週行われる日経新春杯は4歳馬が特に強いレースで、かつ高齢馬が弱いレースだ。
過去10年の年齢別成績は
以上のようになっており、4歳馬の勝率が高い。一方で7歳以上馬は全滅となっている。1~2月の重賞でいうとダイヤモンドSも4歳馬が強いのだが、ハンデ戦だからそうなりやすいというわけでもなく、中山金杯は4歳馬の成績が際立っているわけではなく、シルクロードSあたりは4歳馬の成績が悪い。
ただ、4歳馬は不必要に重いハンデを背負うことがない(年齢を重ねるほど、遠い過去のベストパフォーマンスによって課されたハンデを引きずることがある)という点で有利なことは事実。日経新春杯は「高齢馬が不振」ということとセットではっきりした傾向が出ているだけに、その傾向を尊重すべきだろう。