時間が経つにつれて感じたこと
先週のAJCCは、いろんなことが分からないままで終わってしまい、なんとも言えない感情…。レース後に井崎先生も、「気が抜けるだろ」と。
まぁ馬券を購入する側は、独自の想像を持ちレースを推理するわけですが、あまりにもその想像とかけ離れた形だと、ついついモヤモヤが残ってしまいますよね。
その一方で、「純子は騎手だったのだから、騎手心理を図ってジョッキー目線で解説すべき。何でもかんでも騎手だけに責任を押しつけるのではなく、こういうことも想像できるのでは? といった形で」との元同僚の方々からアドバイスを受けることも。
たぶんAJCCに関して皆さんの脳裏に「?」が浮かんだのは、持久力を勝負とするジェネラーレウーノが、もう少し早めに動いていくことを期待していた気がします。しかもスローの流れでしたし。
よってレース回顧でそこを突かれた際に、「元々が気分やタイプでもあるので、そこもあったのかな?」と、乗っている田辺騎手が何かを感じて行かなかったのか? 行けなかったのかな? と推測すると共に、「しかし持久力を武器とする馬なだけに、このスローの瞬発力勝負では…」と、両方の面からコメントしましたが、時間が経つにつれて感じるのは、当日のパドックと返し馬。
パドックでは肩まわりの硬さが気になり、正直、好感がもてなかったです。しかし反対に、気性的な面においては我慢がきくようになり、精神的な面での成長を感じる点も。
また返し馬での田辺騎手の手綱のあり方に、これ以上掛からないように、首を巻き込まないようにしているのかな? と思えた一方で、レースにおいては逆に馬の状態を起すような形にも受け取れ、最終的には馬の具合そのものがどうだったのか?そこが気になりました。
やはり競馬は、日本語で会話できない馬がメインとなって行われるもの。感じ方や取り方が人それぞれになってしまう所や、1つの言葉が1頭を取り巻く人の誰かを傷つけてしまうことも。それゆえ難しいのでしょう。
私としては、次回の時のパドックと返し馬の比較をしっかりしたいと感じています。
(※編集部注:本原稿はAJCCの翌日に入稿されたものです。その後の23日、ジェネラーレウーノは前浅屈腱炎による長期休養が発表されました)
そして勝利をしたシャケトラに関しては長い休養をはさんでの結果。陣営の喜びも大きかったことでしょうし、馬も石橋脩騎手も、いろんな意味でほんとに立派。素晴しいですね。
さて今週の重賞となりますが、その1つ根岸ステークスは実に面白いメンバーに。
当日の馬場次第で軸馬が変わりそうですが、東京のワンターンということでサンライズノヴァにとっては好条件。担当の棚江助手も、「前走のチャンピオンズCは、レース後にとにかく機嫌が悪かった。展開もあったけど4つのコーナー、たぶん俺の場所じゃないという感じで分かっていたのだろうね」と。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。