過去5年でいうと、母系にミスプロの血を引くゴールドアリュール産駒(コパノリッキー、ゴールドドリーム)が3勝2着1回。キングカメハメハ産駒も活躍しているのでヌレイエフとミスプロの組み合わせには注目。ベストウォーリア(父マジェスティックウォリアー)にインカンテーション(父シニスターミニスター)とエーピーインディ系も東京ダ1600は強い。重でレコードが出た16年はストームキャットの血を引くモーニン(父ヘニーヒューズ)とアスカノロマン(母父タバスコキャット)が激走した。他ではノンコノユメ(父トワイニング)、モーニン(母父ディストーティドヒューマー)、カフジテイク(父プリサイスエンド)に入るフォーティナイナーの血にも注意したい。(解説:望田潤)
アンジュデジール アキトクレッセントの半妹でオールブラッシュの姪。母ティックルピンクはベルモントS勝ち馬のタッチゴールドと父系(デピュティミニスター)母系(クールムード)が同じ。母方のダート適性で交流重賞を勝ちまくり、ついにG1タイトルも手中に収めたが、JBCレディスCは横山典騎手の巧プレーも光った。左回りダートは[4-2-0-2]と良績がある。ディープ産駒だから脚抜きのいい軽い馬場がベター。
距離○ スピード○ 底力○ コース○
インティ フロリダダービー2着ブルーバーナーが出る牝系で、母キティはJRA4勝(ダ1700~1800m)。父ケイムホームはタガノトネールなどを出したスピードタイプ。ゴーンウエストとアフリートとストームキャットのスピードを活かした配合で手先は軽いが、後駆はアリダー的に強靭だ。アフリートの血を引くので揉まれるとコロッと負けてしまう心配はあり、東京マイルのHペースでどうかという面もあるのでスローで先行したい。