雨が降り、持久力勝負となればさらにプラス
3月は、競馬にとっての始まりのシーズン。
今年もルーキーたちがターフに誕生します。
昨年は競馬学校卒業生が3人だったのに対し、今年は7人。
またオーストラリアやシンガポール、韓国など、様々な国の競馬場で経験のある藤井勘一郎騎手も中央の免許を取得。
1次合格後、「度重なる不合格に先が見えなくなることもありました」と話されていただけに、喜びはもちろんのこと、それ以上に今後に向けての強い意欲を感じます。
と同時に、それぞれの国のルールや人間性、食など、その土地柄に合わせた生活が必要だったとのこと。その培われた適応能力が今後の藤井騎手の糧となる気がし、悲願のJRA免許を取得した今後、自身のカラーをどのように放ち進んでいくのか?個人的には、その点に興味を抱いています。
また岩田望来騎手は、皆さんご存知の通り、岩田康誠騎手の息子さん。岩田騎手がキングジョージに参戦した際、ロイヤルアスコットで一緒にレース観戦したこともありますが、小さな頃から騎手だけを夢みてきた青年。
どのように育っていくのか?気になります。
また冷静さを感じたのは、團野大成騎手。
父も斉藤厩舎所属ということもあり、調教中の厩舎メンバーに溶け込んでの様子には、安心感を得ます。と言うのも、デビュー当初に大事なのは経験値ももちろんですが、信頼できる大人が傍にいること。
飛躍してほしいです。
さて先週の中山記念ですが、1番ホッとしたのがラッキーライラックの走り。
前回時、レース前はボッーとし、ゲートインをしたら怒りだす姿に、オルフェーヴル産駒の牝馬の難しさが出たのかな?と心配に。
それだけに、今回の走りには安心しましたし、次への期待が膨らむものでした。
一方、心配になったのがディアドラでしたが、レース後のダメージはなかった様子。
昨年もドバイに着いてからグンと調子を上げた経緯もありますし、次に期待したいです。
さぁ今週の日曜日は皐月賞に向けた戦い「弥生賞」となります。
ホープフルSで対抗にあげたブレイキングドーンが、まさかの5着。結果、道中に折り合いの難しさをだしてしまった点と瞬発力勝負では分が悪かった印象。この中間は、1度放牧にだしての調整とのことで、
「1週間前の追いきり後からスイッチが入ってきた。プールも取り入れ、かなりハードに攻めているのに、食欲旺盛で今回さらに体重が増えている。太めではなく、パワーアップしていると思う」と、柴田助手。
週末の天気は雨予報ですし、持久力勝負となればさらにプラスと働きそうです。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。