▲これから更なる活躍が期待される石川裕紀人騎手
エメラルファイトでスプリングSを優勝した石川裕紀人騎手。デビュー6年目で2つ目の重賞タイトルを手にし、この勝利が所属する相沢郁厩舎の管理馬での重賞初制覇となりました。調教にもほぼ毎日跨り、つきっきりでケイコをつけている馬との勝利は喜びもひとしお。応援してくれる家族の存在、師匠である相沢調教師、“仲間”のような存在の厩舎スタッフとの絆を胸に、相棒と挑む大舞台への意気込みを語ります。
(取材・文=佐々木祥恵)
※編集部注:エメラルファイトは右前脚の捻挫により皐月賞を回避することとなりました。
今までで1番、嬉しい勝利!
――所属する相沢郁厩舎の馬でスプリングSを勝った時のお気持ちをお聞かせください。
石川 素直に嬉しかったですね。今までで1番かなというくらい嬉しかったです。
▲ゴール後は喜びが爆発!(撮影:下野雄規)
――厩舎期待の馬での重賞でしたが、レース前に緊張はしましたか?
石川 緊張はあったと思うのですが、極端にうわぁ緊張するという感じではなかったですね。結構、集中していましたので…。
――集中してうまく騎乗馬をエスコートされていたと思いますが、この馬は普段の調教でも乗りやすいタイプですか?
石川 かなり乗りやすいです。
――素直で操縦性もある?
石川 はい、それが強味だと思います。
――スプリングSでトップでゴールインして、検量室前に戻ってきた時に相沢調教師とは何かお話されましたか?
石川 あまりよく覚えていないですけど、よくやったと言われたような気がします(笑)。
――その相沢調教師はどんな師匠ですか?
石川 時には厳しく叱られますが、