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注目新馬5『リライアブルエース』

  • 2015年08月12日(水) 08時26分
  • 4

リライアブルエース

父ディープインパクト
母ゴールデンドックエー
母父Unusual Heat

生産者 白老ファーム
調教師(西)矢作芳人


全兄アルバートドックはあと一歩、ダービー出走には届きませんでしたが、
秋の飛躍を期待させるだけの素質の高さは十分に示してくれました。

当然、本馬には春のクラシック出走、さらには制覇が期待されます。

母系は世界的には傍流と言える、ニュージーランド血統。
母自身はダートマイルG1、母の全兄は芝スプリントG1勝ち馬なので、
血統的にはスピードタイプでしょう。

本馬と同じく母父ヌレイエフ系のディープ産駒といえば、
今年のオークス馬ミッキークイーンや、ベストディール、
マーティンボロ、フレールジャックなどが挙げられます。
(昨年オークス馬ヌーヴォレコルトも母父ヌレイエフ系)

その他、母方にヌレイエフが入ったディープ産駒といえば、ヴィルシーナ、
ミッキーアイル、デニムアンドルビーなども挙げられ、配合の相性は悪くなさそうです。
(ヌレイエフ以外の部分はほぼ前例がないくらい傍流なのでわかりませんが。)

前述のように、血統的には短~中距離志向が強そうですが、
育成時のコメントからは、全兄同様にクラシックディスタンスが向くタイプのようです。

すでにゲート試験は合格済みで、秋のデビューに向けて
ノーザンFしがらきで調整されています。

馬主が、全兄のG1レーシングからサンデーレーシングに替わっているため、
育成も新設だった追分Fリリーヴァレーから、
すでに牡牝三冠馬を輩出したクラシック実績豊富なノーザンF空港に替わっていますし、
全兄の反省を活かしたやや早めの育成が施されていると思われるので、
年内にひとつふたつの勝ち星は期待していいかも知れません。

馬体重は現在500キロ程度で乗り込んでいると言うことで、
これからよほど絞れなければ全兄のデビュー時470キロは超えそうです。
再三繰り返しますが、ディープ産駒の性別が同じ全きょうだいは大きい方が走ります。

馬主や厩舎にとってエース的存在の血統とも言えた、
母ラブズオンリーミー兄弟の替わりにやってきた「頼れるエース」。
その初登板に注目です。

ご覧いただきありがとうございます。競馬は、人と血のロマン。サラブレッドはもちろん、携わる人間たちのドラマや、長い歴史の中で脈々と紡がれてきた血統が語るストーリーに競馬の魅力を感じて...

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