ジョッキーという枠を超えて真のホースマン
レーン旋風ですね。
初来日においての、この活躍。
既に重賞3つ。しかもG1も制覇。
今回の12レース後、レーン騎手に勝利ジョッキーインタビューをしましたが、とにかく冷静。25歳とは思えない落ち着きぶりで、通訳をして下さるアダムさんと同じオーストラリア出身。アダムさんは、
「雰囲気がライアン・ムーアみたい」と話し、やはり常日頃から落ち着いた感じの様子とのこと。
これまでも数々の外国人ジョッキーが来日をしていますが、レーン騎手は特に日本の競馬にあう気がします。
それはペースをよめるところ。
日本はスロー・ミドル・ハイと実に様々であり、ゲートを開いてみないと分からないところも。
よってこれまでは、日本に来るとペース判断が養われ、母国に帰った際にスキルアップし、さらなる活躍に繋がるといった話を聞いていましたが、レーン騎手は来日当初から、動かない所はジッとして動かず、しかしペースや脚質次第では自ら動いていく所もあり、その適応能力の高さには驚かされます。
しかもそれでいて、ほんとに余分なことをしない騎乗振り。
返し馬から見ていると、掛かり気味となる馬でも背中や首をほとんどそらせずに御しており、あのフォームならば馬も体をノビノビと使え心身共に最大のパフォーマンスが発揮できると感じます。
今年はレーン騎手とジョセフ・オブライアンという共に25歳の素晴らしい方々にインタビューができて感謝。しかもお二方の共通点は、私が常日頃から感じている動物と共に過ごす上で大事なものが備わっている人。
これは勝負師だとより難しいことに思えるのですが、お二方とも(ジョセフは現在調教師ですが)素晴らしい騎手でありながら、その大事な部分も持っており、ジョッキーという枠を超えて真のホースマンだと感じるのです。
レーン騎手、これからの3週はかなりの重圧ですが、彼ならばやってくれそうな気がします。
さてオークスですが、そのレーン騎手騎乗のコントラチェックが単騎での逃げとなれば魅力的な気がします。また栗東から状態のよさがうかがえたのがビーチサンバ。ただ2400m向きの体というよりオトコ馬のようなマイル体型。
ただまだ適性が問われる時期ではありませんし、馬作りの上手な友道厩舎。軽視は禁物なきがします。またエールヴォアはストライドと距離からここを目標。担当の五十嵐助手も、
「最大目標はここでした。だから、最高のデキ」と嬉しそうな表情。また抽選馬の中ではフェアリーポルカも軽視できないと見ています。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。