今年の宝塚記念には12頭が出走予定。頭数は少ないながらも、スターホースたちが揃いました。当コラムでは、かつて大阪杯を勝ったスワーヴリチャード、ダービー馬のマカヒキ、レイデオロ。復権を狙うこの3頭の“今の手応え”をご担当者様に語っていただきます。こちらは美浦・藤沢和雄厩舎のレイデオロ編です。担当の本間壮右調教助手にお話を伺いました。
(取材・文=佐々木祥恵)
▲ダービー、天皇賞・秋とGIを2勝しているレイデオロ(撮影:下野雄規)
テンションが上がってしまう原因は…
――まず昨年の天皇賞・秋を勝った時の状態を教えてください。
本間 休み明けのオールカマー(1着)を使って、状態は上がっていました。調整も楽でしたね。具合が良かったのが、世話をしていても良くわかりました。
――一昨年のダービーの時はどうでした?
本間 あの時も天皇賞と同じような過程で、休み明けの皐月賞(5着)を使ってそこから状態が上がっていきました。ピークに近い感じでしたね。
▲ダービー優勝時のレイデオロ。ルメール騎手、藤沢和雄調教師と担当の本間壮右調教助手(撮影:下野雄規)
――昨年は天皇賞から有馬記念(2着)に進みましたが、有馬記念に向けてはどうでしたか?
本間 順調でいつもと変わらない感じできました。天皇賞と比べてもまずまず良い状態で出せたと思います。
――当日の馬体重が天皇賞時からプラス8キロでしたが?
本間 いつもは中山への輸送でも体重は減るのですが、