前回7月7日のWIN5は333万320円の配当で決着。対象5レースのうち4レースを単勝3番人気以内の馬が制したものの、1レース目の有松特別(中京10R)を単勝オッズ28.1倍(11番人気)のムーンチャイムが制したことで、配当が跳ね上がりました。1レース目が波乱の決着だったことにより、多くのプレイヤーはいきなり望みを絶たれてしまったと思いますが、「できるだけ長く楽しみたいので1レース目は手広く買う」という方針のプレイヤーは少なくないはず。そういう方にとっては理想的な展開でしたし、相応に楽しめたんじゃないでしょうか。
ちなみに、2回東京と3回京都の開幕週である今年4月21日以降の計13回を振り返ってみると、1レース目を制した13頭のうち7頭は単勝オッズが10倍以上、5頭は単勝オッズが20倍以上です。この期間中は2〜5レース目を制した馬の平均単勝オッズが約12.4倍なのに対し、1レース目を制した馬の平均単勝オッズは20.3倍。「1レース目から大波乱」というパターンが頻出しています。合理的な理由がない話とはいえ、こうした“流れ”もある程度は意識しておくべきなのかもしれません。
明日7月14日のWIN5は総出走頭数が71頭、総組み合わせ数が54万672通り(土曜16時現在)。競走番号ごとの発走順が中京→福島→函館であることから、フィリピンT(中京10R)はWIN5対象レースとなっておりませんのでご注意ください。
◆バーデンバーデンCはこのコースが合いそうな馬を重視したい
1レース目は3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別(福島10R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。
2レース目は3歳以上2勝クラス、ハンデキャップ競走の北海H(函館10R)。2連勝中のコロンバスデイ、3歳のラクローチェあたりが注目を集めそうです。
3レース目は3歳以上オープンの名鉄杯(中京11R)。実績上位のスマハマが人気の中心でしょう。
4レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のバーデンバーデンC(福島11R)。こちらも実績上位のアンヴァルに支持が集まると思います。
5レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の函館記念(函館11R)。土曜16時の時点ではステイフーリッシュ、マイスタイル、レッドローゼスが人気を集めていました。
[伊吹式WIN5ランキング 2019年07月14日版]
1位 福島10R 5.スマートマルシェ
2位 福島11R 12.アンヴァル
3位 中京11R 3.アイファーイチオー
4位 函館10R 1.ラクローチェ
5位 函館11R 8.メートルダール
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 函館11R 12.スズカデヴィアス
7位 函館11R 4.マイスタイル
8位 函館10R 11.ポンデザール
9位 中京11R 1.スマハマ
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 福島11R 14.レジーナフォルテ
11位 福島10R 14.ショウナンガナドル
12位 函館11R 10.ステイフーリッシュ
13位 函館10R 10.コロンバスデイ
14位 中京11R 5.アンデスクイーン
【以上すべての馬を買うと144点買い】
15位 福島11R 3.イエローマリンバ
16位 福島10R 9.レッドランサー
17位 函館11R 1.レッドローゼス
18位 函館11R 16.エアスピネル
19位 函館10R 2.ドリームスピリット
20位 函館10R 7.シャイニーゲール
21位 函館10R 5.ハナザカリ
22位 中京11R 6.ジョーダンキング
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 中京11R 4.マイネルクラース
24位 福島11R 7.メイソンジュニア
25位 福島11R 13.エントリーチケット
26位 福島10R 10.ナムラムート
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目の函館記念(函館11R)は年明け以降に格の高いレースを使ってきた馬が優勢。「“同年、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において11着以内となった経験のない馬」は2013年以降[2-0-1-52](複勝率5.5%)とあまり信頼できません。また「“JRA、かつ2000m以上、かつ2勝クラス以上、かつ出走頭数が13頭以上のレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-1-1-37]、「前走の出走頭数が今回より少ない頭数だった馬」は2013年以降[0-2-2-45]と、それぞれ優勝例なし。距離や多頭数のレースに対する対応力を重視すべきでしょう。今年はこれらの条件をすべてクリアしているスズカデヴィアス、メートルダール、多頭数のレースを中心に使ってきたマイスタイルあたりが楽しみです。
4レース目のバーデンバーデンC(福島11R)は右回り、かつゴール前の直線に急坂がないコースへの適性がポイント。「“福島・京都・小倉、かつ芝1400m以下、かつ1勝クラス以上のレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-0-2-32]と苦戦していました。面白そうな伏兵も何頭かいますが、やはりアンヴァル、レジーナフォルテあたりを素直に中心視すべきだと思います。