競馬開催日に騎手のサポートをするバレット。競馬の最前線で戦う彼らは、きめ細やかな気配りで勝負モードの騎手を支えるパートナーであり、騎手の大切な勝負道具である馬具を扱うエキスパートでもあります。
今回、JRAジョッキーのバレットを務める松田さんに、「この人の馬具はオシャレだな〜」と日頃から感じているジョッキーを3回にわたって紹介していただきます。
皆様、こんにちは!
今回で最後となりました、松田が独自に選ばせて頂きました騎手のオシャレ馬具。
1回目はミルコ・デムーロさん、そして2回目にはクリスチャン・デムーロさん、そしてクリストフ・ルメールさんと外国出身の騎手をメインに扱ってきました。
最後となる今回は日本人の2人の騎手の馬具に迫りたいと思います。
その一人目は、田辺裕信騎手です。田辺さんと言えば、馬具好きで有名な騎手でもあります。
毎週毎週、馬具屋さんに通い、道具を見ては自分なりのカスタムを考え、トライしています。それが好きと言うこともあると思いますが、少しでも勝てるようにと言う闘志を内に一番強く秘めた騎手でもあると感じています。
それでは、まず田辺さんのオシャレポイントを紹介していきたいと思います。
圧巻のカラーバリエーション
【1】腹帯
通常、鞍を馬とつなぎとめる腹帯ですが、だいたいの騎手が黒のゴムに自分のロゴをつけるということをしています。
田辺さんの場合もベースは黒にされているんですが、ロゴの部分に違いがあります。それは、ロゴではなく自分の名前を入れ、更に、その名前のカラーリングが10種類ほどあるんです。