ルメール騎手の存在感が際立った関屋記念
先週の関屋記念、終わってみるとルメール騎手の冷静さが際立っていましたね。
最後の直線、結構ギリギリまで前が壁になっているように見受けられたのに、動かずジッと。そしてほんとのほんとの最後で抜け出し、アッサリの勝利。
巧すぎます。通常ですと、もう少し前の時点で外に出そうとしてしまう所を、焦らずジッと我慢。しかも前半は馬のリズムを大事にしての誘導。終わってみれば、馬への負担が少なく勝利。特に大型馬で9ヶ月の休み明け。体質も弱い馬ですし、1戦1戦が特に大事となるタイプ。それだけに、ルメール騎手の存在というのは、改めて大きいなぁーと感じました。そして国枝厩舎は2週連続の重賞勝利。
アパパネなど栗東に在厩している時に感じたのですが、スタッフ1人1人が実にノビノビと、しかも楽しく馬作りをしており、国枝調教師というのは人も育てるのが上手。
ほんとにステキな厩舎だなぁーと思います。
また負けはしましたが、ミエノサクシードも立派。いつもよりもポジションをとりに行っての勝ちを意識した積極的な競馬。直線では追い出しを計るところもあり、そしてゴール前では1度ソーグリッタリングにかわされたのを差し返しての内容。
左周りで、あそこまでの競馬ができているあたりに、改めて力をつけてきていると感じました。秋、どこかで川島騎手とのコンビでの重賞制覇をみたいものです。
さて今週は札幌記念。出走馬の中には、その先の凱旋門賞も見えてくるだけに重要な1戦。しかも好メンバー。
凱旋門賞を視野に入れている1頭ブラストワンピースですが、前走においては斤量に加え、じゃっかんユルサが感じられ、この馬の良さである重厚感ハリがまだまだだったようにも…。
それに比べると夏場の代謝がよくなるこの時期の方が、発汗が著しく、体が絞れ張り感も。
と同時に、これまでみてきた重厚感オンリーのイメージからシャープさも感じられ、好ケハイに思えます。
一方のフィエールマンにおいては、相変わらずユルサを感じるものの、過去はこれ以上のユルサで結果を残してきた馬。追いきりでは前進気勢も見受けられましたし、なんと言っても鞍上はルメール騎手。こちらも楽しみです。ただ両馬共に広いコース向きな気もするので、そこに付け入る隙があるとするならば、状態の良い先行馬のようにも…。
馬券はそのあたりを絡めて購入しようと考えています。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。