昨年はロベルト持ちが1~3着を独占。中山で行われた15~18年(14年は新潟)において馬券に絡んだ12頭のうち、ジェネラーレウーノとミュゼエイリアンは父スクリーンヒーロー、ディーマジェスティとゼーヴィントは母父ブライアンズタイム、レイエンダは母父シンボリクリスエス、グレイルは母母母父シルヴァーホーク、サトノクロニクルは母父インティカブと、実に7頭がロベルトの血を引いている。取り上げた5頭では、ニシノデイジー(父ハービンジャー)とリオンリオン(母父クロフネ)がロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
オセアグレイト エルノヴァの甥でディーマジェスティやタワーオブロンドンのイトコで、名馬ジェネラスなども出る名牝系。母父バーリはセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)などに勝ちフィフスペトルの母父でもある。前走は福島を悠然と捲ったが、父を長手にしたような体型でバーリのナスキロ柔さも受け継ぎ、重厚なストライドで走るから本質的には大箱向きかも。ここは中山で高速馬場になってどう立ち回るか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ザダル 母母マジックブロードはセリマS(米G3・ダ9F)勝ち馬で、ピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)勝ちインクルードの全妹にあたり、ターントゥタレント≒トゥーボールドの3/4同血クロス3×4を持つ。そこにレモンドロップキッド、トーセンラーと配されて、クロスがサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ4×5だからナスペリオン的な斬れが武器。見た目はわりと父似だが、より東京向きの脚質といえる。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
タガノディアマンテ トゥザヴィクトリーなどと同牝系で、