▲秋のGI戦線を見据えて、「この夏に出会った未来の大物」をテーマにお届け (C)netkeiba.com
毎週日曜日にお届けしていた「Road to No.1」が、今月から火曜日18時にお引越し。少々タイムラグが生じてしまいますが、重賞を中心とした詳細なレース回顧はもちろん、過去のパートナーとの思い出や裏話、知られざるプライベート秘話など新たなテーマを設け、ミルコ騎手の今を完全網羅。また、今後はユーザーからの質問も受け付け予定です!
今週のテーマは「この夏に出会った未来の大物」。オークス馬のラヴズオンリーユーは、残念ながら秋華賞回避となりましたが、「どっちも乗りたい!」とミルコ騎手を悩ませていたのがエスポワール。ミルコ騎手が語る素質とは。
(取材・文=森カオル)
体も気性も父のダイワメジャーにそっくり
──前回は新潟後半の勝ち馬についてお話を伺いましたが、夏競馬トータルを振り返って、“未来の大物”との出会いはありましたか?
ミルコ うん、いっぱいいましたね。新潟2歳Sは勝った馬(ウーマンズハート)が強すぎたけど、僕が乗ったペールエール(2着)もかなり頑張りました。
あの馬は、体も気性もお父さんのダイワメジャー(ミルコ騎手騎乗で2004年の皐月賞を制覇)にそっくり。だからなんか夢があるね。あとは、中京で勝ったエスポワール。あの馬もすごくいい。
──エスポワールは、5戦中4戦がミルコ騎手の手綱ですものね(3戦目の3歳500万のみ戸崎騎手)。とくに休み明け2戦が強い競馬で。
ミルコ はい、強い競馬をしてくれました。休み明け最初のレース(6月15日・阪神7R・3歳上1勝クラス)は、正直、相手はそれほど強くなかったけど、稍重の馬場ですごい脚(メンバー中最速の33秒1)を使いましたね。強い馬じゃなければあの勝ち方はできない。だから、次(7月14日・中京12R・シンガポールTC賞1着)も自信がありました。