遅生まれのハンデもなくはない、バランスが取れているのは…
POGはどんな良血馬・高額馬でも指名できてしまうが、リアルな馬主の世界のほうが逆に地味というか、このあとはオータムセールでなんとかチャンスを……ということになる。今年は10月15日・16日の両日開催される。
今年はセプテンバーセールが導入されて2日間行われたため、オータムセールは2日に短縮。また、セレクションからサマー、サマーからセプテンバーという主取馬の再申込ができなくなり、過去セールの主取り・欠場馬はすべてオータムの2日目に上場されることとなった。オータムの初日は「オータムではじめてセリに登場の馬」、2日目は「過去のセールからの再チャレンジ」ということになる。
このうち主に初日に関係することだが、オータムセールはどうしても遅生まれ馬にチャレンジする必要が出てくる。早生まれ馬よりは遅生まれ馬のほうがこのあと大きくなってくれる余地もあると考えられるからだ。
ただ遅生まれのハンデもなくはないのでバランスがどうなのかという話になる。これは実際に調べてみるしかないだろう。対象は現3〜13歳世代のオータムセール取引馬(カク地含まず)だ。
2月生まれ組の賞金系がやや高いが、勝馬率を中心に考えると、5月生まれ組はこの中では悪くないグループ、6月生まれはさすがに遅すぎるという感じか。
5月生まれの中には現時点で相対的に小さい馬もおり手が出ないという馬主さんも多いかと思うが、そこを乗り越えていく価値はありそうだし、誕生日+測尺の数字が意外とシンプルな正解を与えてくれることもあるかもしれない。