先週のセプテンバーSはトラックバイアスを重視しエスターテ本命で的中!(撮影:小金井邦祥)
「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアス(=馬場の偏り)をもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。トラックバイアスを加味した最終決断は
ウマい馬券にて公開予定。
当日の降雨がない限りレコードタイムを更新できる馬場
先週のコラムでも書いたように、今開催の中山芝は今まで以上に良好な路盤。過去の中山芝の「馬場傾向」は参考にならなそうで、過去データよりも「直近のトラックバイアス」を重視するほうが正解に近づける。
先週も「直近のトラックバイアスを重視して」「ウマい馬券」で公開している予想も的中することができた。
土曜10RのセプテンバーSは勝ったエスターテが◎。3着のホープフルサインを○。オールカマーも勝ち馬のスティッフェリオを本命に推奨した。
今開催、中山芝1200mの古馬混合戦は4レース行われ、3着内に好走した12頭のうち9頭、4番人気以下で3着内好走の7頭は全て最初のコーナーを2番手以内で通過もしくは2枠より内。先行、内を通る馬が有利な状況になっていたからだ。
今週も当日の降雨がない限り、先週までと似たような馬場になる。レコードタイムを更新できる馬場。先週までと同様、先行有利のトラックバイアスだ。
ここはトラックバイアス「外有利・差し有利」のレースだった北九州記念で4着のモズスーパーフレアに注目したい。外を通って差してきた馬が恵まれたレース。トラックバイアスの不利を強く受けた。
2走前の高松宮記念もモズスーパーフレアはトラックバイアスの不利を受けた。内を通った馬、内枠が上位を独占して大波乱になったレース。外枠は不利だった。
近2走ともトラックバイアスに恵まれず、力を出しきれていなかった。さらに、前走は休み明けで大幅な馬体重増。前半の行きっぷりが悪かったように体調も万全ではなかった。
近2走ともトラックバイアスに恵まれず力を出しきれていないモズスーパーフレア(撮影:下野雄規)
現役馬のなかでも屈指のダッシュ力を持つ馬。体調が万全であれば、今回のメンバーでも楽に逃げられるだろう。想定される馬場状況であれば、巻き返せる。
もちろん馬場も馬もは生き物。土曜日の馬場、モズスーパーフレアの体調を判断した上で最終的な予想は週末に下す。