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【天皇賞(秋)】アーモンドアイの返し馬に感動「そのまま富士山にも登って行けるんじゃ…」

  • 2019年10月31日(木) 18時01分
哲三の眼

▲天皇賞(秋)はアーモンドアイ×ルメール騎手が圧勝!(撮影:下野雄規)


今回はもちろん天皇賞(秋)からピックアップ! まず冒頭、「アーモンドアイ自身がファインプレー」と復権を果たした女王をベタ褒めする哲三氏。自身が現役時代に理想形として追求した走法を体現するアーモンドアイの姿には、感動すら覚えたと言います。そのほか、直線の捌きで注目を集めたルメール騎手の“本当の凄み”を解説!(構成:赤見千尋)

アーモンドアイの走法は競走馬の理想形


 秋の天皇賞はGI馬10頭が揃った豪華メンバーで行われましたが、あの中で突き抜けたアーモンドアイは本当にすごいなと思いました。今回はまずアーモンドアイ自身がファインプレーだったと思います。

 アーモンドアイを初めて生で見たのがシンザン記念だったんですけど、とにかくバネがすごいなと。そこから大人になるにつれて、とてもバランスのいい走りになって来たなという印象で、今回のレースもそこが大きかったのではないでしょうか。

 バランスのいい走り、ということを言葉で説明するのはなかなか難しいのですが、加速する時にもブレーキングする時にも全く無駄な動きがないんです。無駄な動き、ということだけではなく、無駄になる筋肉を使わないで走れるのが僕の理想とするところで、「こういう風にしたらいいんだよ」っていう風にエスポ君(エスポワールシチー)に求めたりしていたんですが、その理想がそのまま出来ている。

哲三の眼

▲哲三氏が理想とする走りを体現するアーモンドアイ(撮影:下野雄規)


 今回、返し馬を見ていて、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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