▲無敗のオークス馬、ラヴズオンリーユー (撮影:下野雄規)
デビューから4戦無敗のオークス馬、ラヴズオンリーユー。秋緒戦に予定していた秋華賞は、放牧先で右前の爪を痛めてしまたことにより、日程的な理由で回避。目標をエリザベス女王杯へと切り替えました。
1週前には非常に速いタイムをたたき出し、昨日最終追い切りを終えたラヴズオンリーユー。オークス以来の実戦となるが、その仕上がりはどうなのか。
調教診断のプロ・井内利彰さんが、過去の内容と比較しながら出来を分析。さらに厩舎取材の経験豊富な大恵陽子さんが、担当の吉田助手を直撃。陣営の手応えを探ります。
(取材・文=井内利彰、大恵陽子)
調教診断「オークス時と違う点がひとつ」
まずは過去4戦の調教内容を振り返ってみたい。デビュー戦はゲート試験に合格した後も栗東に在厩して調整を続け、1週前追い切りも最終追い切りもCWでの併せ馬だった。
この時点から追い切りで素質の片鱗を見せていたが、特にそう感じたのは1週前追い切りでホウオウドリームに先着した動き。当時1600万下の相手に先行していたとはいえ、一杯に追う相手に馬なりで先着するのだから、新馬離れした脚力を持っていることは明らかだった。
そんな追い切りの動きとレースの結果が伴ったデビュー勝ち。中2週とレース間隔が詰まった白菊賞では1週前追い切りがCWで単走、最終追い切りが坂路で併せ馬。もちろんその併せにも先着しており、レース結果も1着だった。
3戦目は5か月ちょっとのレース間隔があいて忘れな草賞。この時は2週前追い切りにM.デムーロ騎手が跨ってCWで併せ馬を行い先着。時計はあまり速くなかった。その後は1週前追い切りが坂路での併せを先着し、最終追い切りは坂路で単走だった。
そして、前走のオークス。レース間隔は1か月半ほどだったが、1週前追い切りがCWでM.デムーロ騎手が跨って併せ先着、最終追い切りは坂井瑠星騎手が跨って坂路で単走となっている。
▲エリザベス女王杯当週の11/5に撮影 (撮影:井内利彰)
過去4戦の中で最もレース間隔が似ているのは忘れな草賞。この時の追い切り開始時期と今回の追い切り開始時期はほぼ同じ。ここで2週前に矢作芳人調教師に聞いた言葉が活きてくる。