▲ジョッキー生活も残すところ1か月半、開業に向けての歩みをお聞きします (C)netkeiba.com
12月5日に発表された新規調教師免許試験合格者。その中に名手“四位洋文”の名前がありました。2度目の受験で合格を果たした四位騎手。名手から調教師へ、四位騎手が思い描いている“四位厩舎”の展望とは。そして、佑介騎手から四位調教師へ伝えたいこととは。
(取材・構成=不破由妃子)
四位厩舎が一番大事にするのは“人”
佑介 3月からは技術調教師として、藤沢和雄厩舎で研修されるんですよね。
四位 うん。藤沢先生には若い頃からずっとお世話になってきたし、プライベートでも可愛がっていただいているからね。調教師を目指すとなってからも、いろいろアドバイスをくださって。
──技術調教師としての1年間をどう過ごし、何を学ぶか、すでに計画を立ててらっしゃるんですか?
四位 きっちり決めているわけではないけど、今年は生産地に通ってたくさんの馬を見せていただいて、当然セリにも顔を出して。生産者の方々から、いろいろお話を聞かせていただきたいと思っています。やっぱり馬を見る目を養わないといけないしね。
──完成された競走馬と生まれたばかりの仔馬では、見方が全然違うといいますものね。
四位 そう、全然違うからね。あとは調教師さんの後ろについて、レースに向かうまでの一連の流れなどを勉強する時間になると思う。
佑介 四位さんがどんな厩舎を作り上げていくのか…。僕はもちろん、みんなもすごく興味があると思いますよ。