昨年末から続く騎手のケガ
正月競馬でいきなり大きな落馬があり、ヒヤッとしました。
落馬直後は大塚騎手の意識がないように見受けられましたし、三浦騎手においては中山金杯での有力馬騎乗もあった中でしたので、本人の気持ちを察すると、これまた胸が痛くなりました。
手が反対を向いてしまった状況でのJBCでの戸崎騎手の落馬、上半身がほぼほぼ骨折していた浜中騎手、年末最後での蛯名騎手の踵の骨折、そして今回の落馬と、年末から騎手のケガが多いように感じます。
私も現役時代にケガは何度かありましたが、病室で動けない状況で過ごす日々や術後の痛みとの闘い、そして何よりも現場に戻った際、自分の居場所があるようでないようなゼロからの始まり――。直ぐに騎乗馬があるとは限らず、そのあたりも現実は厳しく、精神的に耐えなければならないことも。
だからこそケガによる休養となると、その当時を思い出すと共にそういった状況を強いられる状況下となる本人の辛さに胸がズシンと重くなります。と同時に、時には治るケガではすまされない落馬もあるので、とにかくこれ以上大きな落馬事故がないことを願うばかりです。
話を先週の競馬に…。
中山金杯、急遽乗り替わりとなったデムーロ騎手が、トリオンフの良さを生かす競馬での勝利となりましたね。また馬自身も、斤量に加えコースも初という中での勝利。長期休み明け2戦目ということもありましたし、いろんな意味で価値のある勝利だったと感じました。
そして有難いことにフジテレビ「みんなのKEIBA」における馬券予想で3連単と馬連・ワイドが的中し、プラス10万超え。感謝でした。
さて今週はシンザン記念となりますが、現時点での注目はルーツドール。
新馬戦で見せたスタート、前を壁にしなくても折り合いを見せた道中、そして1頭抜け出してからもシッカリと走れている最後の姿にセンスの良さを感じました。
また500キロを超える大型馬ながら、重たい感じがない点も魅力。期待します。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。