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【AJCC】中山芝のトラックバイアスの出現傾向も重要

  • 2020年01月21日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は早めに進出し、4角を先頭で直線を迎えたシャケトラが勝利(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 先週のコラムでは、日経新春杯で11人気ながら3着に走ったエーティーラッセンを推奨。ウマい馬券での予想も的中。また、小倉最終レースも的中。今月の回収率は200%を超えた。

 しかし、今月は馬場が読めていたのにもかかわらず、ミスもあった。先週までの月間の回収率は300%以上も狙えただけに悔いも残る。今月最後の予想もしっかりと締めくくり、5年連続プラス収支へ向けてさらなる収支の上積みを狙う。

 さて、今週末の芝重賞は中山のAJCC。(馬場が読めている京都、小倉の予想は週末のウマい馬券をご参照いただきたい)

 先週の中山芝は土曜が雪、雨が降る重い馬場コンディションで開催が行われている。傷みも進んで、明らかな「外差し」のトラックバイアスが発生している。

 メインレースの京成杯は道中で最後方付近を追走していたクリスタルブラックが人気薄で勝利。日曜最終レースも外枠のタマモメイトウが道中後方外を追走して追い込み勝ちだ。

 今週末も馬場が重いことは間違いない。ただし脚質のトラックバイアスは「外差し」のトラックバイアスが続くとは限らない。

 東京、中山芝馬場が傷んで「外差し」のトラックバイアスが極端に発生した場合。「2週続けて外差しにはなりにくい」傾向があるからだ。

 なぜ、外差しが続かないのか?大きな理由は2点。ひとつは騎手意識。もうひとつは、中山、東京の馬場管理技術だ。

 中山、東京で極端な外差しが発生すると騎手、調教師は極端に仕掛けを遅らせることが多い。馬場状態を考慮しても極端なスローペースになって前が有利な展開になりやすい。

 また、中山と東京は馬場の管理技術が特に優れている。前週の状態を考慮して補修されてしまうのだ。

 今週も先週と同じようなトラックバイアスが続くとは限らない。いや、東京、中山のトラックバイアスのパターンを考慮すれば「重い馬場の前残り」が得意な馬が恵まれる可能性の方が高い。

 過去の重めの馬場コンディションで行われた2018年に近いコンディション、状況になりそうだ。

 2018年は逃げたマイネルミラノが8番人気3着。2番手を追走したダンビュライトが勝利。マイネルミラノは7枠。ダンビュライトは6枠。重い馬場巧者の先行馬。なかでも外めの枠で道中のコース取りを自由に選べる馬を狙いたい。

 スティッフェリオの前走有馬記念はトラックバイアス「内有利・超差し有利」と判定。明らかなオーバーペースで、前半はレースの流れにのらなかった(或いはのれなかった)二桁位置取り馬が上位を独占した。

馬場虎太郎

前走はオーバーペースだったスティッフェリオに注目(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 2走前の天皇賞秋は軽い馬場コンディションの2000m。前走は2500mとは言えハイペース。近2走ともGIらしい高レベルの争いだったので、GIIの今回は近2走と同程度のペースで追走させれば、楽に逃げることができるだろう。よりリズム良く運ぶために、できれば外枠が欲しい。

 枠順を考慮した最終予想はウマい馬券にてお伝えする。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のAJCC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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