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【東京新聞杯】「これはやられたな…」横山典弘騎手の“ワクワクさせる技術”

  • 2020年02月13日(木) 18時01分
哲三の眼

▲横山典弘騎手の“ワクワクさせる技術”を解説! (c)netkeiba.com


打倒インディチャンプに名乗りを上げる馬たちが集結したマイル重賞・東京新聞杯(GIII)。制したのはM.デムーロ騎手との初コンビで挑んだ5歳牝馬のプリモシーンでした。復活Vを演出したミルコ騎手の絶妙な騎乗を絶賛しつつも、哲三氏が注目したのは自身の買い目から外していたというクリノガウディー×横山典弘騎手。3コーナー付近で「これはやられたな…」と思わず馬券を諦めたというベテランらしい技術とは?

(構成=赤見千尋)

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内の進路選択に「さすが典さん、そう来たか!」


 東京新聞杯は4番人気だったプリモシーンが、約1年半ぶりの重賞制覇。騎乗したミルコ(デムーロ騎手)の騎乗もさすがだったのですが、今回は3着だった(横山)典さんから触れて行きたいと思います。

 僕はクリノガウディーが外枠に入ったので、この枠だと少し足りないかなと思って馬券を外していたんです。典さんはスタートしてすぐに内を選択して、極力距離ロスを無くす騎乗をしていました。3コーナーの辺りで、「これはやられたな…」と思いましたね。「さすが典さん、そう来たか!」と思わせてくれるレースで、馬券的には外れたわけですが、とても面白かったです。

 1着だったわけではないですが、僕はこの典さんの騎乗を来年になっても鮮明に覚えているのではないかと。細かい技術的なことをここでお伝えするのはなかなか難しいのですが、外枠からスタートして、他の馬の邪魔にならずにすんなりと最内に入れるというのは、簡単なことではありません。

 おそらく

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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