競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにフィリーズレビュー出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アヌラーダプラ美浦・萩原清厩舎 牝3
▲3月5日撮影
460キロ台のキングカメハメハ産駒だが、体重よりコンパクトな印象を受けるのは脚が長いからか。クビ差しと胴のバランスや肩の角度からすれば、マイル以下の適性が高そうだ。つなぎの角度やクッション性は父産駒の特徴が出ており、母系の良さもしっかりと継承。身のこなしから素材は確かだ。あばらをしっかりと見せ、トモもふっくら。力は出せる。
カリオストロ栗東・加用正厩舎 牝3
▲3月5日撮影
エイシンフラッシュ産駒らしく胴長&脚長のシルエットだが、クビ差しが短めで脚も細め。またキ甲の抜け具合や全体のバランスを考慮してもこれからの馬と言った印象だ。それでいて2勝を挙げているのは素直に評価できるが、さすがに他馬との比較からすれば完成度は多少見劣る印象だ。とはいえ、負荷の強いケイコは施されており仕上がりは上々だ