競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに金鯱賞出走予定馬の中から5頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ギベオン栗東・藤原英昭厩舎 牡5
▲3月5日撮影
重厚感を感じさせつつも、柔らかみのある筋肉をまといパワーと切れ味を兼備。脚は長めでも肩が立ち気味でストライドは伸びないので、守備範囲は2000mまでだろう。精彩を欠く戦績が続いているが、早熟で成長が止まっているわけではなく、腰回りがしっかりとして前後のバランスが以前よりも良化。うまく噛み合えさえすれば好走可能。
サートゥルナーリア栗東・角居勝彦厩舎 牡4
▲3月5日撮影
シャープさを感じさせながらも付くべきところに筋肉が付き、昨秋からギュッと実が詰まった馬体に。若い頃の緩さを全く見せなくなっている。背中のライン、脚の長さとバランスが非常に良くて、近年では最高レベルの馬体の良さだ。しっかりとトレーニングをこなしている効果が出ている、研ぎ澄まされた馬体とハリの良さ。前哨戦仕上げではない。