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浦和の中島良美騎手、LVRレディスヴィクトリーラウンド2020で総合2位!

  • 2020年03月16日(月) 18時00分

カッコかわいい南関の明るい希望


写真で見る!南関東競馬

▲カッコかわいい良美ちゃん!南関の明るい希望、ファイト! (撮影:高橋華代子)


 浦和の中島良美(なかしまよしみ)騎手は、地方競馬の女性騎手によるLVRレディスヴィクトリーラウンド2020において、総合2位に輝きました。

 中島騎手は昨年11月にデビューしたばかりの新人騎手。デビュー初日に3戦目で初勝利を上げるなどいいスタートを切りましたが、12月末にレース中の落馬事故で、腰椎横突起の骨折と下顎挫創を発症し、休養に入りました。騎乗数も集まってきて、いよいよこれからという時に、無念の離脱。

 このLVRレディスヴィクトリーラウンドは、2月4日の高知競馬場、2月22日の佐賀競馬場、3月12日の名古屋競馬場と、3つの競馬場で2レース合計6レースのポイントによって争われました。

 中島騎手は2月中旬に復帰したため、佐賀と名古屋の4レース分だけの成績で総合2位に入りました。勝つことはできませんでしたが、出場騎手の中で騎乗キャリアは最も浅く、さらには初コースの中でも人気薄の馬たちを2着に持ってきて、なんと、2着3回でポイント上位になりました。

 ハンデがありながらも総合2位はすごい、すごい、すごい!南関ファンの1人としても、中島騎手のこの成績には興奮しました!

 総合優勝は岩永千明騎手(佐賀)、2位が中島良美騎手(浦和)、3位はミカエル・ミシェル騎手(川崎)。

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▲野田トレセンで浦和所属馬の調教に励む中島良美騎手 (撮影:高橋華代子)


 それから数日が経ち、中島騎手が所属する浦和競馬場の野田トレセンに行ってみると、忙しそうに調教に乗る中島騎手の姿がありました。中島騎手がどんな風に思っているのか聞いてみたく、調教の合間にうかがってみました。

「いい馬に乗せて頂いているし、乗り切れてはいない2位なので、うれしいという気持ちはありませんね。反省点しかありません。すごくはないので、逆にそう言って頂くのは申し訳なくなります。もっとうまく乗りたいです。浦和競馬場以外の競馬場で乗せて頂けたことはとてもいい経験になりました」(中島騎手)

 とても悔しそうにお話しをしてくれた中島騎手を見て、逆に頼もしさも強く感じました。

 これからも激戦区・南関東で、女性騎手というくくりだけではなく、1人のアスリートとして果敢に戦っていく、中島騎手の姿を楽しみにしています!!!

 *なお、4月には同じ浦和競馬場から北島希望(きたじまのぞみ)騎手候補生がデビューすることになりました。北島騎手候補生も非常に楽しみな存在です。またの機会にお伝えしますね!!!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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