大きな意義があった今回の走りと結果

　先週の競馬を振り返ると、まずは金鯱賞でのサートゥルナーリア、強かったですね。

　不安視されていた左回りもクリアでしたが、私自身は担当の滝川さんとの会話からも、回りではない気がしていました。

　というのも、この馬が本当に順調にレースへとむかえたのが神戸新聞杯と有馬記念。

　それ以外は中間いろいろなこともあり、なかなか体が整わず、それによって当日は気持ち的な難しさがでていたように思えますし、考えてみれば経験値も多くないゆえ、左と断定をするのも違う気がしていました。

　そういった意味でも今回の走りや結果は非常に大きな意義があったと思えますし、何よりも返し馬・ゲート裏での精神状態の重要性を再確認。また道中の見事な折り合いと美しいフットワーク、本当にステキでした。

　さぁ今週は3日間開催。

　そして来週はドバイということですが、このコロナの影響によりルメール騎手は今週の騎乗をキャンセルしての早入り。また水曜日のトレセンでは、飛行機や海外騎手の件など日に日に状況が変わっており、マスターフェンサーを管理する角田調教師も、「モレイラ騎手に関しても、実はまだ分からない状況で…」と、香港においては帰国後の隔離期間などギリギリまで検討していた様子で、その判断を待つしかないといった状況でした。最終的には日本馬出国となりましたが、今や全世界の問題となり、持病や年齢に関係なく風邪症状から一気に死に至るケースもでてきているとの海外報道も。本当にどうなるのでしょうか…。

　競馬の話に戻しましょう。日曜日阪神競馬場で行われる阪神大賞典ですが、中心となるのは実績からキセキでしょう。

　今回、早めの帰厩となり、調教中のケハイもハツラツとしたステキな雰囲気に映ります。

　しかし、一点気になるのが、フォワ賞から、それ以前の求めていた形とは違う選択となったことで、有馬記念でのスタート＆スタート後の、ムーア騎手の手綱の動かし方に現れていたように感じるのです。またパパがルーラーシップということを考えても、ゲート含め、今回は大事な内容の一戦となる気が個人的にはします。

　一方、相手強化とはなりますが、面白みを感じるのがメイショウテンゲン。この馬は自分のリズムで前半運べる長距離があっているように思えますし、頭数少なく、ひと叩きされての上積みもある状況。完成はまだ先ですが、それでも以前よりもメリハリがつき、背腰がシッカリとしてきた印象を受けます。

　それでは皆さん、日曜日はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。

　ホソジュンでしたぁ。