
▲ターフでは一層生える白毛の馬体
現在、ニュージーランドで武者修行中の小崎綾也騎手。今回は、うれしい勝利のご報告コラムです。しかも…自身初めて騎乗したという白毛馬。記念の勝利を、小崎騎手自身が振り返ります。
3月14日 タウランガ競馬場
Race5 Luminous 1着 1400m
Race8 Speedy Gee 11着 1600m
Race9 Phantom Witness 3着 1200m
Race10 You're Welcome 2着 2100m
調教中に他の馬たちが物見
今回は、3/14(土)に勝利したレースについてお届けしたいと思います。
騎乗した競馬場はタウランガ競馬場。何度も騎乗したことのある競馬場で、前回の勝利もこの競馬場でした。
4つのレースに騎乗し、1着、11着、3着、2着でした。1レースで勝利することはできましたが、この日はチャンスのある馬の騎乗が重なっていたので、取りこぼしてしまったレースの悔しさもありました。
勝利した馬はLuminousという4歳の牝馬。最近は中距離に出走していて、成績が奮っていなかった馬です。
今回は休み明け初戦ということもあり、1400m戦から始動することに。また、調教師さんからの指示も、「いつもより後方に構えて馬の後ろを取り、最後は良いフィニッシュをして欲しい」とのことでした。
この馬にとって久しぶりのレースでしたが、状態が良かったこともあり、馬がゴールまでしっかり応えてくれて勝利することができました。勝利から遠ざかっていた馬だったので厩舎側もすごく喜んでくださいましたし、少し話題にもなりました。
というのも、このLuminousという馬は白毛の子で、調教が行われている競馬場でもみんなが知っている馬だからです。当初この馬が競馬場に来た時は、調教中に他の馬たちが物見していたみたいです(笑)。
僕自身、白毛の馬に乗るのも勝つのも初めてでした。注目されやすい馬、ニュージーランドでは有名な勝負服(厩舎カラー)、且つ良いタイミングで乗せていただきました。
次走も乗れるかどうかは分かりませんが、再び騎乗依頼をいただけるよう頑張っていきます。