▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに桜花賞出走予定の中から有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
クラヴァシュドール栗東・中内田充正厩舎 牝3
▲4月2日撮影
一見するとビロードのような毛ヅヤにも映るのですが、以前の方が首差しも長く、スッキリと軽やかに見せており、ハーツクライの仔という点からもデビュー当初の作りの方が個人的には好きなところも…。また前回はテンションの高さから発汗が目立っていたので、当日はそのあたりのチェックも必要だと思います。
デアリングタクト栗東・杉山晴紀厩舎 牝3
▲4月2日撮影
この時期の女の仔には珍しいほど、芯がはいっており、たくましさを感じます。鼻腔が広く、いい意味で鋭い顔つき、肌が薄く毛ヅヤも光り輝いており、メリハリのあるボディー。内臓面の働きも良さそう。キャリア2戦と経験は少ないですが、そんな不安をも払拭しそうな雰囲気に感じます。
エーポス栗東・北出成人厩舎 牝3
▲4月2日撮影
勝った前回時は針金のような細さを感じていましたが、今回の方が全体的に張り感が増しており、毛ヅヤもピカピカ。まるで別馬をみているような印象さえ受けます。これで当日の体重が増えていれば、確実に状態グッドと判断できるでしょう。驚くほど状態アップと感じ、面白みを感じるほどです。
インターミッション美浦・手塚貴久厩舎 牝3
▲4月2日撮影
この馬もバランスが良いのでしょう。400kgという体重ですが、身体を大きく見せています。また小柄ながら力強さを感じますし、環境が変わっての栗東での調整も順調に進んできた印象を受けます。
マルターズディオサ美浦・手塚貴久厩舎 牝3
▲4月2日撮影
正直、もともとが見栄えのするタイプではないのですが、前走時はよくみえました。その前回に比べると、体を少し寂しくみせている印象にとれます。やはり栗東へと環境が変わったことも影響しているのでしょう。ですから、ここから当日に、どこまで丸みを出せ、毛ヅヤがよくなってくるかだと感じます。
レシステンシア栗東・松下武士厩舎 牝3
▲4月2日撮影
前走においても、前哨戦だからという作りには感じませんでした。逆に、次の一戦があるなかで腹回りもスッキリ見せており本番へのお釣りが大丈夫かな? と思えるほどでした。しかしこうして今回を見ると、中間放牧に出していることもありますが、前回時よりも腹回りのラインを細く感じませんし、変わらずトモの張り感。欲を言えば、当日はもう少し腹回りを大きく見せていれば、個人的により好きなイメージです。
リアアメリア栗東・中内田充正厩舎 牝3
▲4月2日撮影
これまでとは違い、スッキリとした作りにしてきた印象を受けます。肩の傾斜もよく、首さしに窮屈さもなく、またバランスよく立っていると思えます。いかにも切れ味が発揮できそうな軽やかな体に仕上がっていますので、あとは当日の気持ち次第でしょう。
サンクテュエール美浦・藤沢和雄厩舎 牝3
▲4月2日撮影
肌が薄く、バランスの良い立ち姿。どこも痛いところがないように感じます。そして何よりも内面から輝きを放っており、内臓面の働きのよさもうかがえます。前肢・後肢ともに可動域を広く使えそうな作り。状態は良いと思えます。
ウーマンズハート栗東・西浦勝一厩舎 牝3
▲4月2日撮影
この一族は気性がかちすぎてしまう傾向にあるので、その点を心配していましたが、表情に優しさが見られ、ストレスは感じません。また肌も薄く、窮屈さのないバランスの良い立ち姿。以前に比べると、細さもなくなり体幹がしっかりしてきた様子ではありますが、欲を言えば、もう1つ内からでる輝きと、相反する言葉になるのですが、落ち着きの中にもピリッとみせる鋭さが欲しいところも…。
ヤマカツマーメイド栗東・池添兼雄厩舎 牝3
▲4月2日撮影
ひと叩きされての変わり身を一番感じます。明らかに前走時よりも内側から張りのある筋肉を感じますし、毛ヅヤもアップ。前軸でしっかりと地面を捉えて立てているのもよいと思います。状態アップと見ていいでしょう。