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【最速大阪杯回顧】ラッキーライラック覚醒! 深刻な状況下のイタリアにも届いた感動の勝利

  • 2020年04月07日(火) 18時03分
「Road to No.1」

▲母国イタリアにも届いた、感動の大阪杯制覇 (C)netkeiba.com


ラッキーライラックで見事、大阪杯を勝利。久しぶりのJRAのGIタイトルとあって、ミルコ騎手自身も溢れんばかりの喜びに包まれています。

今年初戦の中山記念は惜しくも2着だったラッキーライラックですが、一度叩いたことで激変。最高の仕上がりでレースを迎えました。

1番人気ダノンキングリーの逃げに驚くも、その展開をうまく使うことができたとミルコ騎手。レースを詳しく振り返ると共に、「190件のLINEメッセージをもらった」という、母国イタリアとの絆を明かしてくれました。

(取材・文=森カオル)

※このインタビューは大阪杯の翌日4/6(月)に、電話取材で実施しました。


ダノンキングリーがハナに…ビックリした!


──大阪杯優勝、おめでとうございます!

ミルコ やっとGIを勝てましたね。ホントにうれしい! 日曜日の夜は、うれしくてうれしくて眠れなかった(笑)。

──スタートから完璧なレースでした。馬の状態も含め、一度叩いたことによる変化は?

ミルコ パドックの時点で全然違いました。冬毛が全部なくなって、馬体もピカピカだった。厩務員さんも、「すごく変わったよ。仕上がってるよ」って教えてくれましたね。

 返し馬も、柔らかくて集中していてすごくよかったです。ゲートのなかでも、このあいだはけっこうイライラしていたけど、今回はちゃんとジッとしていて。まるで馬がわかってるみたいだった。

──なるほど。レース前の時点で、前回とは何もかも違ったんですね。

ミルコ 全然違った。全然違う馬だった。スタートもポンと出てくれましたね。僕、ペースが遅くなるとわかっていたから、上手くスタートを出たら、好位の内を取ろうと思ってた。スタートがよかったことで、思った通りになりました。でもね、ダノンキングリー(横山典弘騎手)がハナに行くとは思わなかった…。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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