年齢別に比較すると…
今年の天皇賞・春にタイトルホースは2頭。フィエールマンとキセキで、ともに菊花賞馬だ(フィエールマンは昨年の天皇賞・春も制している)。
菊花賞を勝つくらいだからスタミナには自信があるはずだが、菊花賞を勝った翌年ではなく、翌々年と3年後、過去の類似ケースはどのような成績を残しているだろうか?
1986年以降の菊花賞馬が天皇賞・春に出走したケースはのべ39例。トータルが[14-2-7-16]で、勝率35.9%・複勝率59.0%。回収率は単142%・複88%となっている。
これを年齢別にすると、
6歳はライスシャワーが回収率を引き上げたが、勝率や複勝率はやはり4→5→6歳と下がっていく。まあ妥当なところである。フィエールマンとキセキで2択ならやはりフィエールマンだろう。
ちなみにこれを「菊花賞1~3着馬」としてサンプルを増やすとどうなるか。結果は
となる。5歳馬の回収率はビートブラックによるものだが、勝率・複勝率は4歳とほぼ同じになる(つまり菊花賞2、3着馬に関しては5歳時のほうが良い)し、6歳馬が複勝率50%をキープして4、5歳より高い数値になる。
今年出走する菊花賞2、3着馬といえばエタリオウとユーキャンスマイルで、ともに5歳。ユーキャンスマイルのほうはある程度人気だろうが、エタリオウが来たら配当は伸びる。いずれにしても2018年菊花賞組の3頭が馬券の中心ということになりそうだ。