桜花賞から巻き返せそうな馬は…
阪神JF→チューリップ賞→桜花賞は同じコースで行われるので、馬の適性についてはそれほど考えなくてもよい。ただオークスはいきなり東京芝2400mに舞台が変わる。直近の桜花賞が大きな意味を持つのはもちろんだが、それよりさらに前のレースでオークスと結びついているのはどんなレースなのだろうか?
今回は4〜13歳の10世代について、2歳〜3歳4月のオープン競走で1〜3着になった馬を抽出する。そのうえで、その馬たちがオークスに出走した場合、どんな成績だったかを見てみよう。該当馬15頭以上で芝1200m以下と2歳夏競馬までのレースは除き、オークスの前走としてよく登場するレースも外す(普通の前走レース別成績に出てくるので)。同じ馬が複数のグループに属することは当然ある。
回収率はメイショウマンボが跳ね上げた紅梅Sとフィリーズレビューが目立つが、オークス好走馬が2頭と1頭の話なので判断しづらい。そもそも今年は両レースの1〜3着馬がいないので悩む必要もない。
全体を見ると、古いオープン好走歴というのはあまり機能するものではなく、結局は阪神JF→チューリップ賞というルートが強いのだなという印象。他にひとつ挙げるとしたら同じ東京のクイーンC好走馬か。今年はミヤマザクラとマジックキャッスルが該当。桜花賞では5、12着だったが、ミヤマザクラのほうはヒモ馬候補に取り入れてもよさそうだ。