南関東競馬では4月下旬から2歳の新馬戦が始まっています。5月15日には川崎競馬場で今年最初の新馬戦が行われ、川崎競馬場名物コスプレ誘導馬たちが、初心者マークの装いで誘導するのはお馴染みの光景。
川崎競馬場名物コスプレ誘導馬。新馬戦は初心者マークを着用して誘導します(撮影:高橋華代子)
オルフェーヴルやドリームジャーニーの全弟としても知られる中央4勝馬リヤンドファミユの、初めてのお子様がデビューしました!
名前はマイプレシャスワン(川崎・平田正一厩舎)で、父がリヤンドファミユ、母はショウナンカガリビという血統の2歳牝馬。川崎2レースで櫻井光輔騎手を背にし、391キロの小柄な体ながら、道中は後方から追走し、最後は脚を使って4着に入りました。デビュー、おめでとうございました!
「無観客競馬ですが能力試験の時と雰囲気が違ったのか、馬がソワソワして、思っていたよりも後ろからになりましたが、前を追いかけて一生懸命に走ってくれました。前向きな馬で、機動力は抜群ですね」と櫻井騎手。
櫻井光輔騎手を乗せると、キリリッとした表情に変わりました(撮影:高橋華代子)
そもそも、マイプレシャスワンは北海道セプテンバーセール出身馬で、平田調教師はきれいな馬体が気に入り、吉岡廣樹オーナーに購入して頂いた馬だったそうです。
川崎競馬場の最初の新馬戦でデビューできたということは、それだけここまで順調に進めてきたということですね!
馬体は小柄ですが、2歳牝馬にしては珍しいほどカイバ食いはよく、食欲は全く落ちないそうです。3月中旬に入厩してから20キロほど増加しているそうなので、これからさらに大きくなっていくといいですね!
「まずは新馬戦で一生懸命に走って無事に帰ってきてくれました。調教も乗りやすいし、扱いやすくて、脚元も丈夫な馬です。このまま順調に成長していって欲しいです」(平田調教師)。
一生懸命走る頑張り屋さん(撮影:高橋華代子)
多くのファンが見守っているリヤンドファミユ、その愛娘マイプレシャスワン。お父さんに初勝利のプレゼントできたら最高ですね!