競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに函館スプリントS出走予定馬の中から4頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
ダイアトニック栗東・安田隆行厩舎 牡5
▲6月4日撮影
3度の4着以下は全てマイル戦。クビ差しが短くトモ高でやや前が強いバランス。肩の角度も立ち気味でつなぎも短め。小さめのストライドや血統から千四以下でパフォーマンスが上がるタイプだ。不利がなければ勝っていたと思わせる高松宮記念に比べると厚みと迫力は足りないが、皮膚の薄いシルエットは健在。あとは北海道への輸送がポイントとなる。
シヴァージ栗東・野中賢二厩舎 牡5
▲6月10日撮影
体調を見つつ臨機応変に調整量を変えてくる印象のある野中厩舎は、久々の仕上げも得意。500キロ前後でコロンとしているが、筋肉質で使い込まれている時の質感を出している。週末と最終追いでトモの股部分が膨らめばほぼ完調だが、