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タフな馬場のBコースで行われる宝塚記念で馬場に恵まれる馬

  • 2020年06月23日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はリスグラシューが圧勝(c)netkeiba.com


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 今開催、阪神芝内回り2000〜2200mは8レース行われた。うち6レースのトラックバイアスは「前有利」。連対した16頭のうち9頭。勝ち馬8頭のうち6頭が最初のコーナーを3番手以内で通過。4番手以下から3着内に好走した12頭のうち8頭は4枠より内だった。

 今開催の阪神芝は、開催前半から緩い状態。開催中に雨の影響をうけていた日も多かった。路盤の状態が悪く、走りにくい馬場コンディション。

 内回りコースはペースが流れると道中の負荷がかかる。よって、差し馬は直線まで体力がもたない。直線で鋭い差し脚を発揮することが難しい馬場コンディションになっているためだ。道中から流れに乗り、バテない馬にアドバンテージがある。

 そして今週からはBコース替わりになる。最近の阪神芝は開催の後半や馬場コンディションが重いほど先行、内有利率が高くなる傾向がみられる。さらにAコースよりもBコースの方が先行有利になりやすい。先週までと同様、先行できるタイプや道中から内を器用に加速していけるタイプを狙いたい。

馬場虎太郎

香港ヴァーズでGI初制覇したグローリーヴェイズ(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


 グローリーヴェイズは前走香港ヴァーズでG1初制覇。それも圧勝だった。休みを挟みつつの出走をしている馬だが、京都大賞典含め近2走は前半から流れにのったレースができており、それ以前に出走した天皇賞春、日経新春杯、菊花賞の頃とはイメージが異なる。

 特に前走の香港ヴァーズは好スタートからインに控え、馬群を捌いて進出してくる内容。先週までの阪神芝内回り2000〜2200mで好走していたタイプに近い。

 2走前から前半のダッシュ力が増していることも考慮すると、過去最長の休み明けとなる今回は近2走よりもさらに前めで流れにのるレースができそうだ。

 これまで馬場コンディション「稍重い〜重い」に出走したのは2回。きさらぎ賞でタイム差なしの2着。日経新春杯で1着。重めの馬場コンディションを苦にしないタイプだ。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の宝塚記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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