
前年のリスグラシューを超える、宝塚記念史上最大の6馬身差の圧勝で、新女王となったクロノジェネシス(写真提供:デイリースポーツ)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、上半期を締めくくる春のグランプリ、宝塚記念を取り上げます。豪華メンバーが揃うなか、単勝106.1倍の12番人気モズベッロに注目して馬券を的中させた、ふたりの予想家の“頭脳”に迫ります!
過去のレースレベルを勘案し、馬場の有利性と伸びシロを看破
最初に紹介するのは、“指数馬券術”の山崎エリカさんです。なんと、◎は12番人気のモズベッロ。「最近の長距離路線は侮られがちですが、この馬が経由した日経新春杯と日経賞は、ハイレベル」で、「距離が延びて指数を上昇させた4歳馬」の成長力を高く評価して大抜擢。「速い上がりが求められない宝塚記念は、時計が掛かるほど長距離適性が問われる」と、馬場も強調材料でした。
そして馬券は、主軸の馬連こそ3着で逃しましたが、複勝12.8倍を5,000円的中。攻めの押さえ馬券が奏功して、64,000円の払い戻しを獲得しました。予想結果は
こちら
“負けないオンナ”の異名をとる山崎エリカさんの特徴である、大胆な印回しが奏功した
人気薄の馬でも実力とレース適性を冷静に分析しピックアップ
もうひとりは、“適性診断のプロ”ベルグ氏です。こちらは2番人気優勝のクロノジェネシスを「血統的に馬場悪化は歓迎の口」と、本命に推します。さらにモズベッロも、「血統的にも距離はこのあたりがベスト」「前走はいきなり58キロを背負ったことも要因。今回は前走背負ったことで慣れも見込める点はプラス」「池添騎手とは手が合っていて穴の一発が期待できる」と多角的な適性診断を駆使して推奨したのです。
結果は、39.1倍のワイドを2,000円的中して78,200円をゲット。買い目は◎からの馬単、3連単が主体ながら、ワイドのみ好配当の見込める10、12人気の2頭に流すという馬券構築もお見事でした。予想結果は
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ベルグ氏の持ち味でもある、多角的な分析が見事にハマった
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