香港からうれしいニュースが飛び込んで来ました。やはり、心が弾みますね。皐月賞やダービーで好走したシックスセンスでも、初めての古馬相手、しかも海外の強豪相手ではとてもかなわないだろうと、香港ヴァーズの結果を待っていたところに入ってきた2着という報道。もっと自信を持っていても良かったんだと、国際レースといえばいじけている心の貧しさを思い知らされました。
ディープインパクト世代のレベルの高さを証明した結果なのだと、そこまで言い切っては時期尚早でしょうが、少なくとも話題にはなりますね。そして、これからのシックスセンスが、競馬の中で示すものでこの結果を納得させてくれることを願うばかりです。
愉快なニュースといえば、ハットトリックによる4年ぶりの香港マイル制覇。年の瀬、競馬界を明るくしてくれました。ディープインパクト一色の今年、このハットトリックの香港マイル優勝は、あのシーザリオのアメリカンオークス制覇を思い出させてくれました。
一時はディープの快進撃にすっかり影が薄くなっていたのが、両馬とも同じクラブ法人の馬であり、同じ角居調教師の手による快挙、これは凄いこと。異なる馬での海外G1制覇がそんなにたやすくはないということは、想像に難くありません。
そうこうするうちに、年度の締めくくりを考えなければならない時期がきました。ディープインパクトがどんな走りを見せるかワクワクしますが、年度代表馬はこれで決まりと誰しもが思いながらも、他の部門はそう簡単ではないような気がします。海外G1制覇をどう評価するか、記者投票の行方を待たねばならず、一緒に考えてみてはどうでしょう。この一年がどんなであったかを示すのがこの投票結果ですから、投票委員の良識がどこにあるか、競馬サークルの総意が見えてくる筈です。それにしても、久々にこの先が楽しみな年末を迎えました。