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クマサンニデアッタ

  • 2020年07月06日(月) 18時00分
 『クマサンニデアッタ』という一度聞いたら忘れられない名前の馬がデビューしました。父がダノンレジェンド、母は中央と兵庫で走っていたファイナルへヴン、母父がダンスインザダークという血統の2歳牝馬。浦和の宇野木博徳厩舎所属です。

父がダノンレジェンドの2歳牝馬


 馬主の内田玄祥様は、所有馬に個性的な名前をつけていることでも有名ですが、この『クマサンニデアッタ』もインパクトたっぷりですね。

 宇野木調教師に聞いてみると、どうやら馬主様サイドが、宇野木調教師に初めて会った時の印象からつけたそうです。要するに、宇野木調教師が『クマサン』のように見えたということですね!

ドリームチャレンジ2歳新馬、クマサンニデアッタは6枠6番


 『クマサンニデアッタ』は、5月29日に浦和競馬場で実施されたドリームチャレンジ2歳新馬に出走。モジアナフレイバーなどの主戦としてもお馴染みの繁田健一騎手を背に、道中は5番手から進出し、最後は一番の上がりを繰り出して2着でした。

 宇野木調教師のお話しでは、『乗りやすい馬で、成長してくれれば楽しみ』と、繁田騎手も好感触だったそうです。

新馬戦は5番手から一番の上がりを繰り出して2着でした


 その後一戦をし、ソエのために放牧休養へ入っているそう。秋の復帰を目指し、その頃には無観客競馬も終わって、『クマサンニデアッタ』と書かれた紙の馬券を購入することができますように。

 ちなみに、『クマサンニデアッタ』の性格は、一度使ってピリピリしてきたそうですが、そもそもは大人しい馬だったそう。厩舎での愛称は、『クマ』。

 こんなエピソードもあるそうで、宇野木調教師がレースの時にゲートで見守っていた際、『クマサンニデアッタ』にハエやアブではなく、ハチが寄ってきたそうです。『クマサンニデアッタ』はそのハチをすごく嫌がっていたそうで、宇野木調教師が素手で掴まえたそう!

 今回、宇野木調教師のお写真も合わせて紹介しようと思ったのですが、シャイでいらっしゃるので、無観客競馬が終わったら、浦和競馬場に遊びに来てチェックしてください!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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