
8番人気の低評価を覆して、5馬身差で完勝したバビット(写真提供:デイリースポーツ)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、上位人気馬が総崩れとなったラジオNIKKEI賞 を取り上げます。ハンデ戦ながら、後続に5馬身差を付けて完勝だったバビットをなぜ強く推せたのか。8番人気馬を果敢に本命視できた3人の予想家の“頭脳”に迫ります!
ハンデ戦ならではの力関係を分析し、レースぶりから穴馬を抜擢
最初に紹介するのは、スポーツニッポン新聞社記者の鈴木正氏です。まずは、「そこまで強い馬もいないだろう」と、ハンデ差がわずか3キロ以内に収まった出走メンバーの力量を俯瞰。そして、本命には2連勝中のバビットを指名します。「2走前にソエが解消したところ、福島で好タイム押し切りV。前走も懸命に踏ん張った」と、過去のレースぶりから穴馬を抜粋する得意のスタイルが見事にハマりました。
結果は、単勝20.2倍に全額1万円を投資。20万円超の払戻しとなりました。対抗に7番人気2着のパンサラッサを指名していたので、連複、連単系の的中もたやすかったところですが、まったく不満のない的中といえそうです。予想結果は
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新聞記者らしい、相手関係の分析をもとにした単勝1点勝負は鮮やかだった
最終追い切りの調教内容から勝負気配を読み切る
もうひとりは、厩舎の勝負どころを探る“戦略馬券師”のランス氏です。「勝負気配濃厚とまでいえる馬はいない」と、人気馬への過信を諫めつつ、やはりバビットに辿りつきます。 栗東の坂路4F56秒台という、決して強めとはいえない調教から「最も勝負度合いが強そう」と読み切ったのでした。馬連112.4倍を400円的中となりました。予想結果は
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ランス氏の持ち味である、厩舎の勝負どころをかぎ分ける戦略分析力がバビットの激走を読み切った
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