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内有利になりやすい函館記念で巻き返す馬

  • 2020年07月14日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はマイスタイルの逃げ切り(c)netkeiba.com、撮影:武田明彦


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過去5年、函館記念のトラックバイアスは以下の通り
2015年「超内有利」
2016年「内有利・前有利」
2017年「特になし」
2018年「内有利」
2019年「超内有利・前有利」

 近5年のうち4年が内有利。2016年と2019年は前有利と判定。4番人気以下で3着内に好走した12頭のうち8頭が最初のコーナーを5番手以内で通過しているように、内を通る馬や先行馬が恵まれやすいレース。

 今夏、函館芝2000mで行われた古馬混合戦も、3着内に好走した22頭のうち17頭が最初のコーナーを5番手以内で通過。

 今の馬場状況からも先行、内有利になりやすく、先週土曜に準オープンで行われた五稜郭Sも、勝ったナイママは最初のコーナーを2番手で通過。2着のワセダインブルーは道中で終始内を追走していた。3着のドンアルゴスは最内枠。

 函館記念のレース傾向、今の馬場傾向を実際に馬券へ活かすためには、先行馬。差し馬の場合は内枠を狙いたい。

 枠順が確定していない現時点では、当然内枠の差し馬はわからない。先行できるタイプを推奨する。

馬場虎太郎

近走は馬場や展開に恵まれていないマイネルファンロンに注目したい(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 マイネルファンロンの前走エプソムCはトラックバイアス「内有利・前有利」。雨が止んでからの乾きはインコースのほうが良かった影響もあり、内を通る馬と先行馬が恵まれたレース。後方の外めを通る形では、絶望的な状況。エプソムCのマイネルファンロンは中枠で先行できず。この地点で惨敗が確定した。

 2走前の福島民報杯はトラックバイアス「差し有利」。速いペースながら、後ろの馬が早めに動いたレース。二桁位置取り馬が勝利。先行していた馬にとっては厳しい展開とトラックバイアス。

 近走はトラックバイアスと展開が向かず、力を出し切れていない。

 マイネルファンロンは、丹内騎手が騎乗した際には積極的なレースをしている。2走前は速いペースながら、3コーナーですでに先頭に立つ強気の競馬。馬場状況と展開が不向きだったことを思えば、内容は悪くない。今回想定されるトラックバイアスであれば、巻き返せる。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の函館記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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