2020年05月30日公開分より、当連載はタイトルを「WIN5スペシャル予想」から「1点で仕留めるWIN5攻略法」に改め、内容も大きくリニューアル致しました。今後はより分かりやすくなるよう、極限のところまで買い目を絞って予想を公開します。“新しい解説様式”を、皆様のWIN5攻略に上手くご活用ください!
当連載の活用方法などについてはこちらをご覧ください 前回7月12日のWIN5は21万8280円と手頃な配当で決着。単勝支持率通りに残り票数が減っていったと仮定した場合の配当理論値は約36万円でしたから、実際の配当はおよそ4割も安かったということになります。プロキオンS(阪神11R)を単勝オッズ11.0倍(5番人気)のサンライズノヴァが、七夕賞を単勝オッズ7.4倍(3番人気)のクレッシェンドラヴが制したわりには、意外と配当が伸びませんでしたね。もっとも、この2頭は明らかに実績上位であり、他の不安要素によってやや人気を落としていた馬。他の3レースで人気サイドの馬を高く評価するようなタイプのプレイヤーにとっては、むしろ「当然押さえるべき一頭」だったのかもしれません。
明日7月19日のWIN5は総出走頭数が80頭、総組み合わせ数が103万6800通り(土曜12時現在)。セオリーに従うならば、極端な低額配当で決着する可能性は低いと見るべきでしょう。もっとも、ここ数か月は総組み合わせ数の少ない回に大きな波乱が起きていて、総組み合わせ数の多い回は意外と堅く収まってしまう印象。こういった“流れ”を気にしてしまうと悩ましいところですが……。
【2020年07月19日発売分の1点予想】
阪神10R 10.メイショウチタン
福島10R 14.カフジストーム
函館11R 13.ニシノデイジー
阪神11R 15.ギルデッドミラー
福島11R 2.レジェーロ
【1レース目 阪神10R オークランドRCT】
今年の3~4回阪神芝1400m内(7月18日終了時点)は、3歳以上のレースに限ると、内寄りの枠に入った馬が不振。「枠番が1~3枠の馬」は[1-0-0-25]と安定感を欠いています。ラテュロスらは強調できません。
チャンスがありそうなのはメイショウチタン・シトラスノート・ガゼボ・シェパードボーイ・ムーンチャイムあたり。無理に絞り込む必要はないかもしれませんが、3歳のメイショウチタンは特に高く評価すべきでしょう。
【2レース目 福島10R 横手特別】
2017年以降の優勝馬3頭は、いずれも前走で1600m以下のレースを使っていた馬。一方「前走の距離が1700m超だった馬」は2017年以降[0-1-1-13]とやや苦戦していました。ロンゴノット・クレッセントムーン・キタサンチャンドラなど、1800mのレースを経由してきた馬は過信禁物です。
狙ってみたいのはリバーシブルレーン・オーケストラ・カフジストームあたり。休養明け2戦目のカフジストームは特に面白い存在だと思います。
【3レース目 函館11R 函館記念】
格の高いレースを使ってきた馬が優勢。「“前年以降、かつJRA、かつ2400m以下、かつGI・GIIのレース”において11着以内となった経験のない馬」は2013年以降[1-0-1-44]と、あまり信頼できません。
あとは多頭数の中長距離戦に対する適性も重要。「“JRA、かつ2000m以上、かつ2勝クラス以上、かつ出走頭数が13頭以上のレース”において1着となった経験のない馬」は2013年以降[0-1-1-43]ですから、評価を下げるべきでしょう。なお「前走の出走頭数が14頭以下だった馬」も2013年以降[0-1-3-41]でした。
前走が好内容だったとはいえ、好走馬の傾向に合っていないトーラスジェミニ・プレシャスブルーらは疑ってかかりたいところ。実績上位のレイエンダ、不安要素が比較的少ないカウディーリョ・ニシノデイジー・マイネルファンロンあたりを手広く押さえておいた方が良さそうです。
【4レース目 阪神11R 中京記念】
高齢馬は過信禁物。「馬齢が6歳以上だった馬」は2015年以降[1-0-1-32]と苦戦しています。ソーグリッタリングらは強調できません。
また、近走成績も素直に評価した方が良さそう。「“同年3月以降、かつJRAのレース”において2着以内となった経験のない馬」は2015年以降[2-1-0-42]、「馬齢が4歳以上、かつ前走の着順が9着以下だった馬」は2015年以降[0-0-0-30]なので、ケイアイノーテックあたりも扱いに注意すべきでしょう。
ミッキーブリランテ・ラセット・エントシャイデンなど、面白そうな馬は何頭かいますが、やはり注目はギルデッドミラー。いかにもこのレースが合っていそうなタイプです。
【5レース目 福島11R 福島テレビOP】
ほぼ同じ条件で施行された2013~2019年のバーデンバーデンカップにおいて活躍が目立っていたのは、右回り、かつ芝短距離、かつゴール前の直線に急坂がないコースを得意としている馬。「“福島・京都・小倉、かつ芝1400m以下のレース”において1着となった経験のない馬」は[0-0-2-38]でした。今年もトゥラヴェスーラらはこの条件をクリアしていません。
さらに「出走数が30戦以上の馬」は[0-1-0-29]。アリンナなどの高齢馬も評価を下げるべきでしょう。
有力候補はレジェーロ・ディープダイバー・メイショウキョウジ・プリディカメントあたり。それぞれ魅力的な存在ではあるものの、基本的には3歳のレジェーロを重視すべきだと思います。