スマートフォン版へ

【クイーンS予想】誤解されているコースのイメージを利用するべき

  • 2020年07月28日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はミッキーチャームが勝利(c)netkeiba.com、撮影:武田明彦


4年連続プラス収支の馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!殿堂入り予想家としてクイーンSで渾身の印を打つ!こちらからご覧いただけます

 クイーンSが行われる札幌芝1800mは小回りの洋芝。先行有利にも思えるが、広いコースで速い末脚を出せる馬が走りやすい。

 2018年に圧勝したディアドラは後に東京芝1800mでもGIIを完勝。2着のフロンテアクイーンは東京芝重賞で複数回連対。2019年の勝ち馬ミッキーチャームは後に東京芝と近い阪神芝外回りのGII勝ち。2着のスカーレットカラーは後に東京芝でGII勝ち。

 札幌芝は直線そのものは短い。しかしコーナーは緩いため、コーナーで加速がしやすい。私の馬場判定が「標準〜軽い」コンディションの際には速い上がりを使いやすい。広いコースで直線も長い東京芝と同様に、ポジションを取ることや器用な立ち回りもほぼ問われない。(ただし重めの馬場コンディションで行われた場合は当日の馬場状況次第になる)

 2018年、2019年も馬場コンディション「標準」。トラックバイアスはどちらも「差し有利」だった。末脚のしっかりした馬が走りやすいレースだ。

 例年は開幕週に行われているが、今年は開催2週目。先週も馬場コンディションは「標準」雨が降らない限りは、例年と大差ない傾向になるだろう。

馬場虎太郎

前走は馬場や展開が向かなかったシャドウディーヴァに巻き返しのチャンス(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 シャドウディーヴァの前走エプソムCはトラックバイアス「内有利・前有利」。前日からの雨量が非常に多く重い馬場コンディションだったことにより、末脚を活かすのが難しかった。さらに雨が止んでからの乾きはインコースのほうが良かった影響もあり、内を通る馬と先行馬が恵まれたレース。後方の外めを通る形では、絶望的な状況だった。

 これまで重賞で連対したのはフローラSと東京新聞杯。どちらも東京芝で差すレースだったが、広いコースと直線の長さを活かして差してきたわけではない。道中から直線にかけてもインを立ち回って仕掛けられると機敏に反応していた。札幌のコースに向くタイプ。「小回り実績がない」ことで、札幌に向かないと誤解されて人気が落ちるようなら妙味がある。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のクイーンSの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング