
渋った馬場を味方につけ、5番人気で勝利したエイティーンガール(写真提供:デイリースポーツ)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、雨中で行われたキーンランドCを取り上げます。重馬場の影響もあり、外枠決着となった一戦を果たして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
過去のレースぶりから馬場適性を看破したことが奏功
最初に紹介するのは、指数・調教・展開の確率重視予想の野村明氏です。まずは、「能力的にはダイアトニックだろうが、1枠では本命で買いづらい」と、1番人気を割り引くところから予想をスタートさせます。
そして「土曜のレースを見ると、内よりも馬場の真ん中あたりに出した馬が伸びており、やや差し傾向。加えて雨。重適性がモノをいうコンディション」ということを踏まえ、5番人気で勝利したエイティーンガールを本命に推します。「今年2月のシルクロードSが時計の掛かる馬場でのもので、当時と同じようなレースができれば馬券圏内十分と見る」と、半年前の良馬場での2着好走から道悪適性を見抜いたのです。
相手にも、2番人気2着のライトオンキューを指名。本命対抗で単複、馬連、ワイドを重ねて的中させることに成功し、7万円超の払戻しとなりました。予想結果は
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「競馬は記憶のゲーム」といわれるが、過去のレースぶりから馬場適性を見抜いたのはお見事
渋った馬場との相性を鑑みて本命を抜擢
もうひとりは馬場、枠、展開を軸に王道予想を繰り広げるTARO氏です。同じく、雨で馬場のインが荒れて来る可能性が高いと読み、最内枠のダイアトニックを「苦戦までありそうだ」と評価を落とします。
一方、本命には「スプリンターながらどちらかといえばパワーを要する馬場が得意で、今の終盤開催の札幌芝&雨想定はプラス材料」と、ライトオンキューを選択。また、エイティーンガールも「ココ2走は不発だが、もともとシルクロードSで見せたような鋭い末脚が武器で、外が伸びる馬場の1200mがベスト条件」と3番手の評価でした。
さらに、9番人気で3着に激走したディメンシオンにも「1200m実績はないが、今のタフな馬場の1200mは合いそう」と、しっかりと印を回し、▲→◎→△で的中。馬券は、馬連23.9倍を500円、3連複137.5倍を600円とダブルで的中させ、9万円超の払戻しを獲得しました。予想結果は
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今年のキーンランドCは馬場適性を重視すれば、意外に簡単に獲れた馬券だったのかも!?
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