“覚悟が決まった”長岡禎仁騎手(撮影:大恵陽子)
GI初騎乗だったフェブラリーS、単勝最低人気のケイティブレイブで2着だった長岡禎仁騎手。デビュー8年を迎える直前での同期で一番遅いGI初騎乗となりましたが、一躍注目を集めました。そして、8月16日には小倉記念でついに重賞初制覇。コンビを組んだのはケイティブレイブと同じ杉山晴紀厩舎のアールスター。格上挑戦、ゲート再審査を経ての出走と、一見、不利な条件に思えますが、アールスターの“ある変化”から「自信があった」と長岡騎手は話します。今週6日の新潟記念で重賞2勝目を狙うコンビの絆に迫ります。
(取材・構成:大恵陽子)
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長岡騎手も「狭かった」と感じた小倉記念の直線
――小倉記念で重賞初制覇、本当におめでとうございます!
長岡禎仁騎手(以下、長岡騎手) ありがとうございます。勝った時は信じられなくて、「うわっ!」って感じでした。
――勝利騎手インタビューでは終了後に記者から拍手が起こっていて、多くの方から祝福されているのが伝わってきました。
長岡騎手 ジョッキーやバレットさん、他の調教師の先生がいっぱい声をかけてくださって、嬉しかったですね。先輩ジョッキーからもLINEで「おめでとう」と連絡をいただいたり、嬉しい内容が書かれてあって、「あ、勝ったんやな」って実感が沸いてきました。
――和田竜二騎手が小倉記念について素敵なツイートをされていたのですが、ご覧になられましたか?
長岡騎手 Twitterはやっていないんですけど、友達から送られてきたのを見て嬉しかったです。先輩のジョッキーたちが小倉記念を見てそう思ってくれたり、みんなが喜んでくれて、応援されているなって感じました。
――レースを振り返ると、アールスターは3勝クラスからの格上挑戦。道中は3番枠を生かして内で我慢していましたね。