競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに京成杯AH出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
アルーシャ美浦・藤沢和雄厩舎 牝5
▲9月2日撮影
デビュー当時はきゃしゃで尖った馬体をしていたが、前走で450キロと最高馬体重へ成長し今回も引き続きボリュームのある造り。トモは薄手でも柔軟性を感じさせる筋肉をまとっていて、雰囲気は上々。澄んだ表情からも体調の良さは感じ取れる。ただ短めのつなぎでピッチの効いた走り、詰まり気味の背中からもベストは7Fか。
スマイルカナ美浦・高橋祥泰厩舎 牝3
▲9月2日撮影
シャープに細く見せる印象が強かったが、今回はお腹のラインがフックラとしておりおそらく体重は増えているだろう。春同様に左後肢が後ろに流れ気味で背腰がしっかりとしてくるのはまだ先か。帰厩後の調教時計が2本。派手にケイコで動くタイプとしては、まだ動き切れておらず。絞り込んで軽さがある方がこの馬はいい。
トロワゼトワル栗東・安田隆行厩舎 牝5
▲9月2日撮影
体重の変動が大きく気性的にも安定感のないタイプ。それでも前走のパドックよりも体をフックラと見せており、食いが良く反動なく調整はできている様子は伝わってくる。スピードタイプらしい筋肉の盛り上がりが薄れているのは夏3戦目の影響もあるが、キリッとした表情で疲れは感じさせず。力を出せる態勢と見たい。
メイケイダイハード栗東・中竹和也厩舎 牡5
▲9月2日撮影
パーツパーツがしっかりとしていて相変わらず迫力満点のボディー。立ち姿にも力強さを感じさせ、前走同様の