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「ニホンピロマリブでクラシックに!」次走の展望と将来の期待値

  • 2020年11月03日(火) 18時01分
今週の『太論』は、レース回顧&ユーザーからの質問3連発。カシオペアSで騎乗したアメリカズカップの敗因、ニホンピロマリブへの期待値、そして今週末のファンタジーSに出走するセレッソフレイムの話題まで、新鮮なネタが盛りだくさん! 最後には、体にまつわるお悩み相談も!? 今週も冴えわたる太節をお楽しみください!(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

次走でどんな走りができるか……ワクワクするね!


──先週の土曜日には、笹田厩舎の新馬2頭に騎乗。ミヤビクインビー(京都4R・芝1600m・8番人気)が9着、ボムブラスト(京都5R・芝2000m・11番人気)は12着でしたが、意欲的に併せ馬をしていた2頭ですよね。

小牧 そうそう。時計も出ていたでしょう。だからどっちも期待していたんやけど、もうひとつやったね。ただ、2頭ともいい馬やねん。

──ミヤビクインビーは、直線で追い出したら一瞬伸びそうな雰囲気があったような。

小牧 ん〜、追い出してもまだ同じ脚というか。追い切りでもそうやったんやけど、まだスイッチが切り替わらん。でも、どっちも走ってくると思うよ。いい馬やねん、ホントに。使っていくうちに変わってきそうな感じは十分ある。

──なるほど。覚えておいたほうがいい2頭ですね。続いては、アメリカズカップについて、こんな質問がきていました。「カシオペアSのアメリカズカップですが、小牧騎手なら一発あるかもと思って狙っていました(15番人気17着)。結果は残念でしたが、まだ復活を期待していいでしょうか? 小牧騎手が感じたことを教えてください!」

小牧 力のある馬やから、僕も楽しみにしてたんやけど、返し馬の時点で「トモがもうひとつやな」と思った。なんていうのか、前だけで走っているような感じで。だからなのか、ちょっとイライラしていて、ゲートで潜りかけてね。馬なりで飛ばしていこうと思ってたんやけど、出遅れてしまって。

──スタートの時点でプランが狂ってしまったと。

小牧 うん。行こうと思っていたからね。遅れたら遅れたで道中はジッとして、直線でのひと脚に懸けたんやけど、追い出してからもやっぱり前だけで走っている感じやった。気持ちだけで走っているというか、行く気はあるんやけど伸びないというか。

──ジョッキーはもちろんですが、馬自身ももどかしいでしょうね。

小牧 うん、そんな感じやった。もともと重賞を勝っている馬やから、トモがしっかりしてくればまた走ってくると思うよ。

──続いては、ニホンピロマリブについて。「小牧騎手には、ぜひニホンピロマリブでクラシックに行ってほしいです! 次のレースの予定と小牧騎手の期待値を教えてください」

小牧 たぶん次は1勝クラスを使うんちゃうかな。そこでどんな走りができるか。僕もワクワクするし、次もいい競馬ができたら一気に楽しみが大きくなるね。

──「ニホンピロマリブでクラシックに!」というコメントがたくさんきています。

小牧 初戦がいい勝ち方やったからね。クラシックかぁ、行きたいねぇ。なんとか行けるように頑張りたい。厩舎の人いわく「いい意味で変わらずに順調です」とのことなので、「引き続き応援してください」って書いといて。

──わかりました。その前に、今週のファンタジーSにはセレッソフレイムがスタンバイ。前走の小倉2歳Sは不完全燃焼に終わりましたから、巻き返しを期待しているファンも多いはずです。

小牧 今週の追い切りに乗ります。作戦を考えるのは、乗ってみてからやね。

──人気必至のヨカヨカとは、フェニックス賞でコンマ2秒差ですからね。スムーズなら差はないかと。

小牧 そうやね。少しでもいいところを見せられるように頑張りますわ。

──最後の質問は、肝臓について(笑)。

小牧 なんと(笑)。『太論』の質問は幅が広いねぇ。

──「小牧騎手と一緒でお酒が大好きなのですが、健康診断で肝臓の数値が悪く出てしまってショックを受けています。小牧騎手は、肝臓のためになにか気を遣っていることはありますか?」

小牧 どのくらいの頻度で飲んでいるのかわからんけど、やっぱり1週間に何日かは抜いたらいいんじゃない? 僕は肝臓のためというより、減量のために水曜、木曜は抜いているけど、やっぱり体にとっては大きいと思う。でもまぁ、それ以外の日はよう飲んでるけどね。今も生ビールを飲みながら喋ってるし(笑)。

──小牧さん、真っ昼間です(笑)!

小牧 今日はひとりで京都のお風呂にきているから、朝から飲んでんねん(笑)。温泉のあとの生ビールは最高やで。至福の時や(笑)。
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太論 / 小牧太
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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