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【エリザベス女王杯予想】エリザベス女王杯は例年以上にスピードが出る馬場状態

  • 2020年11月10日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はラッキーライラックが勝利(c)netkeiba.com


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 先週開幕した阪神芝は、イレギュラーな開催スケジュール。その影響が芝と路盤の状態にも表れている。

 例年であれば夏を挟んで9月に4回阪神開催が行われるところ、今年は7月まで連続開催で施行。9月の開催は行われなかった。

 例年は、9月の開催では夏の間に張り替えた野芝のみの開催。9月開催の天候や傷み具合が後の開催の馬場コンディションへ影響する。9月の開催中に雨が降れば、馬場が傷み冬の開催にも影響する。

 しかし今年は9月の阪神芝は休み。安定して晴れていた8月、9月で張り替えた野芝が順調に生育された。10月の週末は雨が多かったが、開催が行われなかった阪神芝はオーバーシードで保護されたため、良好な馬場状態が保持された。今年の秋の阪神は近年稀に見るほどに良好な路盤の状態だ。

 土曜には若干の降雨があり湿ったが、ほぼ影響なく、土日ともに軽めの馬場コンディション。非常に走りやすい状態になっている。

 土曜のメインレース、ファンタジーSも2歳のコースレコードが更新された。高速馬場だがこのレースはトラックバイアス「差し有利」。内外の有利不利はない。

 道中で最後方を追走していたオパールムーンが7番人気2着。後方から2番手を追走していたオプティミスモが11番人気4着。後方待機馬が末脚を発揮した。

 翌日の日曜に行われた古馬混合の上級条件道頓堀Sでも、6番人気1着だったジョーアラビカと9番人気2着だったステイオンザトップは道中を二桁位置取りで通過。

 決して先行馬は止まっていないが、馬場と路盤の状態が良いことによって道中の追走負荷がかからないため、直線で速い上がりを出せる馬で先行馬を差しきれる馬場。

 上のクラス、上級馬にとっては差し馬の追走が楽で、末脚を発揮しやすい馬場。結果として後方で脚をためている方が有利なレースパターンにもなりやすい馬場だ。

 今週は週中、週末ともに良好な天気予報。少なくとも先週程度、場合によってはさらに良い馬場コンディションが想定される。今の馬場状況でGIともなれば、末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。

馬場虎太郎

前走内容が評価できるセンテリュオ(c)netkeiba.com


 センテリュオは前走でオールカマーを勝利。スローペースで他の上位馬ほとんどが勝負どころでは前に位置していた。決して恵まれたわけではなく、評価できる内容。

 近走は一貫して後方で脚をためるレースをして結果を出している。ここも末脚を引き出す競馬をすれば能力を発揮するだろう。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のエリザベス女王杯の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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